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軟式野球若竹ライナー 投手三本柱で初代王者へ 新設のベイスターズ杯に出場

タウンニュース

「目指すは優勝」と意気込む3年生

横須賀市内の中学生を中心に構成される軟式野球のクラブチーム「若竹ライナー中等部」が、5月18日(日)に横浜スタジアムで開催される「第1回横浜DeNAベイスターズカップ神奈川県中学軟式野球選手権大会」の決勝リーグに出場する。今年新設された大会。「初代王者」を目標に目下練習に励んでいる。

同大会は、横浜DeNAベイスターズが主催。中学軟式野球部員が減少している課題などを受けて、横浜スタジアムで試合をする楽しさや喜びを感じてもらおうと、従来は硬式のみだったが、今年から軟式部門を新設した。

クラブ・部活動混合

同大会には、県内中学軟式野球部とクラブチームを対象に、優秀な成績を収めてきた10チームが選出されていた。同部は、18チーム所属する「神奈川県中学生軟式野球クラブチームリーグ」の秋季大会優勝などの成績が評価され、出場が決定。今年2月に行われた予選で、慶應義塾湘南藤沢中等部(藤沢市)に勝利し、決勝リーグへの切符を掴んだ。

182cm左腕軸に

同チームは例年、得点力のある強打線が特色だったが、今年は3人の投手を柱にした「守りからリズムをつくる」試合展開を得意とするスタイルに仕上がった。

エースは182cmの大型左腕、コンリーケイデンさん(3年)。スライダーやカーブ、チェンジアップ、120キロ超えのストレートを巧みに操る。続く2・3番手はそれぞれ右腕の本格派と変則派。三者三様の投手陣の継投で相手打線を翻弄し、勝利をもぎ取ってきた。山下真彦監督は「3人の安定した投球だけでなく『打てるものなら打ってみろ』というガッツあふれる姿勢が強み。チームの士気向上にもつながっている」と分析する。

同チームの部員は34人。土日に市内のグラウンドや中学校の校庭などを借りて練習に励んでいる。現在は、より実戦に近い形のケースを想定したメニューや練習試合を組み、調整している。

主将の大柴海さん(3年・衣笠中)は、「積み重ねてきた練習の成果を出すだけ。今年はメンバー間の結束も強く一人ひとり個性がある。必ず初代王者に」と熱意を燃やしている。

準決勝は午前10時から浜岳中学校(平塚市)と対戦する。勝利すると午後3時から決勝戦が予定されている。両試合、横浜スタジアムで行われる。観戦無料。

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