『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』、ルーニー・テューンズ風のアニメシーンがある ─ 仏アニメ映画『ベルヴィル・ランデブー』監督が参加
ホアキン・フェニックス主演、DC映画『ジョーカー』(2019)の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、どうやら「ルーニー・テューンズ」風のアニメシーンが含まれているようだ。
この話題はトッド・フィリップスによって語られているものでありますが、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の大まかなシーンの流れの一部が言及されています。
「ルーニー・テューンズ」は、『ジョーカー』シリーズの映画スタジオであるワーナー・ブラザースが製作するアニメシリーズ。トゥイーティーやバッグス・バニー、ロード・ランナーといった個性豊かなキャラクターが繰り広げる、独特のユーモアやドタバタ劇が人気だ。
米によると、監督でカムバックしたトッド・フィリップは、続編を「ルーニー・テューンズ」風のアニメシーンで開幕するために、フランスのアニメ映画『ベルヴィル・ランデブー』(2003)のシルヴァン・ショメ監督を起用したという。
『ベルヴィル・ランデブー』は、手書きのセル画とCGを巧みに組み合わせた独特なアニメーションスタイルが特徴で、セリフを極力排し、デフォルメされたキャラクターと毒気の利いたストーリーで綴られる映画。2003年の賞レースを席巻した映画を手がけたショメが開幕シーンを担当したとなれば、一筋縄ではいかない内容が期待できそうだ。
続編は前作から2年後が舞台となり、精神病院アーカム・アサイラムに収監されたアーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)が出会う、“リー”ことハーレイ・クイン(レディー・ガガ)との関係に焦点が当てられる。
続編は、「ルーニー・テューンズ」風のアニメシーンに続き、刑務所の暴動と法廷での対決、アーサーとリーが、殺人者的な傾向のあるソニー&シェールを演じるバラエティ番組のシーンに雪崩込むとのこと。夫婦だったソニー&シェールは60~70年代に活躍したポップ・デュオで、後にシェールはソロ・シンガーとして大ヒットを放ち続けて大スターに。かつて大きな人気を誇っていたデュオをアーサー&リーが演じるシーンでは、続編のコンセプトの一つであるミュージカル的な要素が投入されそうだ。
もともとフィリップスは、映画の物語をブロードウェイで上演するアイデアを検討していたが、新型コロナウイルスのパンデミックや諸々の事情で実現には至らなかったそうだ。フィリップスは続編について、「この映画の目的は、狂った人たちが作ったように感じさせることです。囚人たちが精神病院を運営していますから」と語った。
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は2024年10月11日に日本公開。
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