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中学校の万博見学 市教委が日程公表

赤穂民報

 赤穂市が市内5中学校の全学年を対象に計画している大阪・関西万博(4月13日〜10月13日)見学について、市教委が各校の見学予定日を明らかにした。

 計画では、兵庫県が企業と連携して県内小・中・高校生(特別支援学校等を含む)を招待する「万博子ども招待プロジェクト」を活用。市は会場までの移動に使うバス代などとして709万円を新年度予算案に計上している。

 市教委によると、見学日は事前予約制で、▽有年=4月18日▽坂越=4月22日▽赤穂=4月26日▽赤穂西=5月7日▽赤穂東=7月7日で予約済み。開催に先立ち、4月5日に各校と市教委の担当者らが現地へ赴き、バスの乗降場所からの動線や熱中症対策、昼食場所などを確認するという。

 先月の市議会で、市教委は学校行事として万博見学を行う理由を「京阪神とは異なり、赤穂からは会場まで遠く、家族単位の参加となると家庭における格差が生じる可能性がある。誰一人残さないSDGsの考えに基づき、みんなが同じ体験をして共有する教育的な配慮」と説明。「なるべく早い時期に予約したかったが、一部の学校は7月しか予約が取れなかった」とした。

 昼食場所の確保や熱中症リスクなどを懸念する指摘に尾上慶昌教育長は「主催者が設備や環境面で万全の対策を講じると確認している。各校の実態に合わせて生徒の健康と安全を第一に考えた対応を講じていくよう学校長に指導助言し万全を期す」と答弁した。

 また、赤穂高校は新2年生186人を対象に4月22日に見学を実施する予定。来年1月に北海道で実施予定の修学旅行における自由行動の予行演習を兼ね、現地集合・現地解散で実施する計画だ。赤穂特別支援学校は「スケジュールの都合がつかなかった」として申し込みを見合わせた。

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