長女は小5・次女は小6で【縮毛矯正】 「チリチリタイプのくせ毛」の子どもにイラストレーターママが「やってよかった」こと大公開
「子どもの縮毛矯正」について、イラストレーター吉田いらこさん体験イラスト。娘2人が施術したタイミングや年齢、施術の回数など(全1回)。
【イラスト】➡ママが子ども時代にかけたストレートパーマはこんな感じだった!漫画家・イラストレーターの吉田いらこさんは、2010年と2014年生まれの2人の娘さんのママ。親子で共通しているのが、チリチリタイプの縮毛です。「私もですが、娘たちもひどいくせ毛で……。そのため、長女は4年前から、次女は今年2025年3月から縮毛矯正を始めました」
そこで今回は、子どもの縮毛矯正にまつわるイラストを描いていただきました。吉田さんのインタビューも併せてお届けします。
(全1回)
自身は小4で初ストレートパーマを体験
私自身、すごく毛量が多い子どもで、5歳ぐらいのときに1回ぼわっと激しく爆発した記憶が残っています。その後、中学1年のころにさらに爆発! 2段階を経て、激しいくせ毛になりました(笑)
ちなみに私の母もすごいくせ毛で。昭和時代には、「パーマの技術が全然なかったから大変だった」と言っていたのを覚えています。
そんな母に小学4年のころ、「髪の毛、矯正のパーマやってみる?」と言われて、パーマデビューをしました。
このときは縮毛矯正ではなく、ストレートパーマをあてたのですが、下敷きみたいなプラスチックの板みたいなものに髪を貼り付けるタイプのパーマで。まっすぐにはなりましたが、縮毛矯正と違うので、質感はバサバサ。しかも触ると髪はまだチリチリしていましたね。
その後、中学生になってから縮毛矯正をしてもらうようになりました。
長女ちゃんの縮毛矯正デビュー編
長女の髪の毛がうねり始めたのは4年生くらいから。パサパサフワフワしてきて、周りの友達との違いに本人も気づいていました。
でも当時の幼い娘は、髪の毛をどうにかできる技術があることなんて知らないので、しばらくそのまま過ごしていたのですが、私に「縮毛矯正をさせてあげたい」という気持ちがあって……。
それから本人とも話をして「あなたの髪の毛は生まれつきくせ毛なので、このまま変わらないの」と伝えました。
すると、長女はアイドルみたいなサラサラな髪にすごく憧れがあったので「絶対にイヤだ!!」と。それで小学5年生のときに、初めて縮毛矯正をしました。
当時の髪は鎖骨の下くらいまでの長さがあり、施術に3時間近くかかったので疲れたのを覚えています。
長女は施術が終わり、美容室を出た瞬間、シャンプーのCMのように、髪をフルフルっと振って、なびかせるしぐさをしました(笑)! それはもうすごく満足そうで。
こちらまでやってよかったな、と嬉しくなりましたね。
現在は中学3年生。はじめて施術をしてから5年経ちますが、半年に1回毎回3時間施術しています。
次女ちゃんの縮毛矯正デビュー編
次女は10歳のころからくせが出始め、朝のヘアアイロンで何とかまっすぐにしていたのですが、長女のときのように本人の意思を確認したところ、やっぱり「サラサラの髪がいい!」と主張。
小6になる2025年の春に、縮毛矯正デビューをしました。
長女が通っている美容室に行き、2人並んで施術してもらってきました。
終わったあとは、長女のときと同じように、髪をふるってサラサラとなびかせたり、それはそれは嬉しそうでしたね(笑)。
縮毛矯正予算と施術後のケア
次女は縮毛矯正後、一部を三つ編みにしたりと、朝から自分なりのヘアアレンジを楽しんでいます。
1回の施術代は1人15,000円。髪の毛の長さによって時間も変わってきます。
半年のペースで通っていると言いましたが、半年というのは、美容師さんからの助言。縮毛矯正は髪の毛へのダメージが大きいそうで、ダメージを減らすためにも半年がいいということでした。
実際は、3ヵ月もすると生えてきた根元の毛がうねりだします。美容師さんからは、「髪のくせが出だしたら、結んだりしてアレンジで乗り切って」とアドバイス。
また施術後は、くせ毛専用のシャンプーを使っています。施術代と毎日のシャンプー代は、なにもしていないお子さんよりはお金はかかります。ですから、縮毛矯正を検討していたり、これから始めるご家庭へ言えることは、「始めどきが大切」ということ。一度はじめると、サラサラの髪に慣れてしまい、以前の髪に戻れなくなくなってしまうからです。
しかし、我が家は縮毛矯正をしたことで、私が毎朝ヘアアイロンで10~15分ほどかけてセットしてあげていた時間がなくなり、朝の貴重な時間が増えました。そして雨の日も湿気でうねることがなくなったので、本当にやってよかったな、と思っています。
それになにより、初めての施術後の娘たちの嬉しそうな顔! 毎日楽しそうに髪をなびかせている姿をみると、こちらまで満足した気持ちになります。
もし、お子さんが「縮毛矯正をしたい」と言ってきたら、金額を考えてすぐにNGというのではなく、まずはしたいと思った気持ちに耳を傾けて、一度親子で相談してほしいなと思います。
イラスト/吉田いらこ