酒匂中生徒会が募金活動 ミャンマー支援呼び掛け
3月末に発生した地震で大きな被害を受けたミャンマーを支援しようと、小田原市立酒匂中学校(藤原克彦校長)の生徒会が募金活動を行った=写真。
同中の生徒会本部は毎週1回、定例会議を開いており、そこでミャンマーに対してできることを話し合ってきた。2023年2月に、生徒会が中心となってトルコとシリア支援の募金活動を行っている経緯から、今回も実施を決めた。
今回は4月24日から5月1日の登校時間に昇降口で支援を呼び掛け、事前告知に応じた生徒が募金に協力。生徒会長の長谷川創万さんは「学校全体が団結する取り組みができた」、発案者の一人、本橋宏晟さんは「活動を通じて学校のスローガン『善進』の志が持てた」と成果を語った。
また期間中は校外の商業施設で放課後の募金呼び掛けも行われた。生徒会を受け持つ佐野直士教諭は「応援する気持ちが募金した生徒からも感じられた。世界に目を向ける子に育ってもらえたら」と期待を話した。募金は日本赤十字社を通じて現地に届けられる。