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【絶景】樹氷のトンネルをくぐった先に…「ここに来てよかった」冬の北海道 十勝・芽室町「新嵐山スカイパーク展望台」

Sitakke

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数多くの「絶景」を持つ北海道。
観光情報にはなかなか載っていない、「日常の絶景」も多くあります。

今回は、HBC帯広放送局のカメラマン・大内孝哉さんが撮影した、樹氷の風景をお届けします。

連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」

木々が真っ白

前回の記事では、十勝の芽室町で、雪が積もった早朝の最美の光景をお届けしました。
【ことし一番の絶景 気象条件が合わなければ見られない…贅沢な朝のマジックアワー】

同じ日に、もうひとつ向かった先があります。

早朝の撮影を終えたのは、午前7時半ごろ。
朝日のオレンジ色もすっかり晴天の青色へ変化し、十勝晴れとなりました。

まわりの景色を見渡してみると、木々が真っ白。
「樹氷」ができていました。

早朝の撮影を終えて満足感に浸っていましたが、第2回戦、開始です。

早起きしているので眠たいはずなのですが、美しい景色を見ていると、興奮しているのか不思議と眠くありません。

向かった先は、9月の記事でも取り上げた、芽室町にある「新嵐山スカイパーク展望台」です。12月からはすでに冬季休業に入ってしまっていますが、11月にも冬らしい絶景が見られました。

展望台の入り口付近までやってくると…

・撮影日:2024年11月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/125秒
・絞り f/10
・ISO 640

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

樹氷トンネルのお出迎えです。

清々しい青空の下で太陽に照らされた樹氷たちは、美しい銀世界への入り口を彩っていました。

・撮影日:2024年11月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/125秒
・絞り f/10
・ISO 640

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

見上げても美しい。

展望台まで行けばどのような景色が見れるのか…完全に心がおどっています。

このままだとこの場所にいるうちに樹氷が溶けてしまいそうなので、もっと撮りたい気持ちを抑え、展望台へ向けて再度出発しました。

そして、展望台へ辿り着きました。


・撮影日:2024年11月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/500秒
・絞り f/11
・ISO 640

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

ここに来てよかった。

心からそう思いました。

ここまでの絶景だと言葉で伝えるのもなかなか難しいので、写真を数枚並べます。

じっくり見て、感じていただければ嬉しいです。

上から見下ろす十勝平野の壮大なパッチワークの畑が、真っ白に染められていて、「絶景」以外の言葉が出てきません。

奥に残る朝霧が幻想的な雰囲気を演出し、その中に樹氷の群集。優しく陽が当たっている部分が、景色にコントラストをつけています。

秋の顔が残るカラマツの黄色も、真冬には見られない配色を見せてくれています。


・撮影日:2024年11月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/500秒
・絞り f/10
・ISO 640

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

自然が作る芸術作品は、決して真似できないなと、今この記事を書きながら感じています。

・撮影日:2024年11月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/500秒
・絞り f/10
・ISO 640

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

季節の移り変わりで魅せる、景色の美しさはすごいなと思いました。

つい何週間か前まで、紅葉が世界を染めていたのに、葉がなくなり、散った後は雪の花が咲く。

夏まで一面、黄金色の小麦畑だったのが、雪が降ると。真っ白なじゅうたんに変わる。

こんな世界で撮影できている今この瞬間が、後に振り返ると、とても特別な期間になるのだろうなと感じながら、撮影を終えました。

これから十勝平野は厳冬が待っています。
樹氷・霧氷のシーズン到来です。

どんどん撮影して、また絶景をお伝えできたらと思います!

***

秋の「新嵐山スカイパーク展望台」の景色も、9月の記事でお伝えしていますので、ぜひ見比べてみてください。
【秋の景色:畑のパッチワークに差し込む朝日…十勝らしい雄大な景色を見渡す】

撮影協力:新嵐山スカイパーク展望台

・北海道芽室町中美生2線42
・12〜4月は冬季休業。次回開放は来年の5月の初旬ごろの見込みで、雪解け具合によって変更あり

連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」

撮影・文:HBC帯広放送局 大内孝哉
2015年からテレビカメラマンとして、主にニュースやドキュメンタリーを撮影。担当作品に映画/ドキュメンタリー「ヤジと民主主義」や、ドキュメンタリー「核と民主主義」「ベトナムのカミさん〜共生社会の行方〜」「101歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~」「クマと民主主義」など。
2023年10月から帯広支局に異動。インスタグラム@takayasunset0921では、プライベートで撮影した北海道の写真を公開中。

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は記事執筆時(2024年12月)の情報に基づきます

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