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【葵区・静岡葵商店】脱サラして始めた「あおい饅頭」300円かき氷は子供の味方!

テレしずWasabee

テレしずWasabee わさびー

タクシー会社を辞めてオープンした「静岡葵商店」紹介します。おいしくてコスパ最強な「あおい饅頭」は静岡の新名物の候補、夏に向けてかき氷も登場。たこ焼きならぬ、コストを下げた“こんにゃく焼き”もありました。

タクシードライバーから転身! 静岡葵商店をオープン

「当社を離れた方がお店を出しました。商売繁盛を祈ってます」。

とあるタクシー会社のSNSへの投稿が話題となっていました。退職した人を応援するって素晴らしいな、どんなお店を始めたのかなと気になったので行ってみました!

静岡葵商店(葵区大工町)

5月23日、静岡市葵区大工町にオープンした「静岡葵商店」。たこ焼き、かき氷、ソフトクリームなどを販売するお店です。

店オリジナルの「あおい饅頭」は、いわゆる今川焼き・大判焼きのような、生地の中にあんこやクリームを入れたお菓子です。

店主の佐野巳嗣さん

静岡葵商店を営むのは佐野巳嗣さん。

タクシードライバーから全く畑違いの飲食の世界へ転身、静岡葵商店をオープンしました。

きっかけは、さかのぼること約30年。当時佐野さんはたこ焼きの屋台をやっており、その時の楽しさが忘れられなかったそうで、一念発起し静岡葵商店を始めました。

店内には丸テーブルが3つ

現店舗は、以前の職場の同僚の方から、使わなくなった実家の建物を借りて、佐野さん自身でリフォームしたそうです。

職場を離れてもご縁が続いているのは、佐野さんの人柄あってこそと想像できます。

店内にはテーブルが3つ置かれており、イートインも可能です。

静岡の新名物になるか「あおい饅頭」

あおい饅頭 粒あん(150円)

円柱型のまんじゅうに、徳川家の家紋「三つ葉葵」の焼印が押された「あおい饅頭(粒あん 150円)」。

生地の中身は粒あん、こしあん、カスタードクリームから選ぶことができます。ちなみにカスタードクリームには今川の家紋が焼印されるそうです。

最近は甘さ控えめのあんが好まれるので、比較的甘さを抑えたあんを厳選して使用しています。

砂糖でごまかしが効かない分、仕入れ値も上がってしまうそうですが、頑張って価格を抑えて販売しています。

150円という小学生のお小遣いでも買える価格帯なのはうれしいですね。

取材中も近所の小学生が通りかかり、「こんにちはー!」と佐野さんに元気にあいさつ。オープンして間もないお店ですが、既に地域に溶け込んでいるのがわかります。

夏に向けて! ふわふわかき氷

ふわふわかき氷 抹茶+金時(500円)

通常の氷を削るタイプではなく、水を瞬間的に冷却して雪のような食感に仕上げるふわふわかき氷。

特別な機械で作るため、提供まで少し時間がかかりますが、この雪のような軽い食感は、真夏だけでなく春夏秋と長い期間おいしく食べられそう。

味の種類もいろいろあって、なおかつ300円からという良心的な価格も嬉しい!

中までしっかりシロップが染み込んでいておいしく、夏に向かうこれからの季節、涼を求めて通いたくなりますね。

手頃な価格でこんにゃく焼き

こんにゃく焼き(300円)

静岡葵商店ではたこ焼きも販売していますが、原材料のタコが値上がりし続けているため、価格を抑えてタコ以外の素材をいろいろ試しました。

たどり着いたのが「こんにゃく」。タコの食感とは若干異なりますが、コリコリっとした弾力が感じられて面白い。

正直たこ焼きも500円なので、極端に高いとも思いませんが、こんにゃく焼きは300円で食べられるので、間違いなくお財布に優しい!

あおい饅頭150円、かき氷300円、こんにゃく焼き300円、コーヒー・ジュース類200円と、1000円札を握りしめて来店すれば、かなりいろいろな物が食べられます。

コスパ最強の新店「静岡葵商店」が、地域に根付く繁盛店として、長く愛されるお店になりますように。

■店名 静岡葵商店
■住所 静岡市葵区大工町5-2
■営業時間 11:00〜19:00
■定休 火・水
■問合せ 090-8473-8486

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