「駅チカ&無料で楽しめる!」淡水小物釣りおすすめ釣り場『氷川つり堀公園』を紹介【東京】
東京都板橋区にある氷川つり堀公園は、駅から徒歩圏内で無料開放されている淡水釣り場だ。湧き水を利用した池では、マブナやワキン、ハヤ、タナゴなどが釣れ、魚影も濃い。足場が良く、貸し竿もあるため、子ども連れの家族にも最適。都会にいながら手軽に小物釣りが楽しめる人気スポットとなっている。
釣り場紹介:氷川つり堀公園
氷川つり堀公園は石神井川の旧河道を利用して、幅3~8m、延長100m、水深1mくらいの「くの字」型の細長い釣り池が整備されている。池の水は湧き水を利用している。
釣れる魚はマブナ、ワキン、ハヤ、タナゴ(タイリクバラタナゴ)などで、区ではこれらの魚を定期的に放流し、無料で釣らせている。
小場所だが魚影はすこぶる濃く、湧き水により水温の変化が少ないため、年間を通して魚の活性は高く、アタリを追うことができる。また公園として整備されているため、足場はよく、子ども連れでも安心して楽しめるのが魅力である。
ヘラスタイルでマブナ
4月16日(水)に様子を見に訪れた。20人ほど竿を出しており、そのほとんどは地元の人で、社交場にもなっているようだった。
公園入口側の池はマブナやキンギョを狙う人が多く、岸辺にずらりと並んでいた。池の中央の藻穴を狙っていた人は、3m前後の竿にヘラスタイルの仕掛けで底釣りし、10~15cmのワキンやマブナをよく取り込んでいた。
良型20cm級ハヤも
池の曲がり角から奥はハヤやタナゴ釣りでにぎわっていた。対岸の木道から水面を覗くと、ハヤの群れが確認できた。10cm級が多いが、なかには20cm級の良型も見られ、魚影は濃い様子だった。
3m前後の竿に立ちウキや玉ウキを付けた仕掛けに、赤虫やサシ使用で、15cm前後のハヤがよく釣れていた。
ヘチ狙いでタナゴ
タナゴはヘチ狙いで、1mくらいの短竿にタナゴシモリ仕掛けで5~6cmのタイリクバラタナゴがぽつり、ぽつりと釣れていた。
アタリは多いが、ハリに掛けるには難しいらしい。それでも放流直後のいい時は2~3間で20~30尾釣るベテランもいるという。
公園内の釣りルール
氷川つり堀公園は都会にいながらタナゴやマフナなどの淡水小物釣りが身近にかつ手軽に楽しめる好釣り場といえる。
なお、釣りに当たってのルール(キャッチアンドリリース、返しのないハリの使用、マキエの使用禁止、場所を譲り合って釣るなど)を守って楽しみたい。また竿やイスなどの無料貸し出しサービスもあるが限りがあるので持参したほうが無難。エサの販売はないので持参すること。
▼都営三田線板橋区役所前駅または板橋本町駅下車、R17沿いを氷川神社、石神井川方面へ徒歩10分。開園時間9時から16時。休園日(GW中は5月1日木曜日)。公園に駐車場はないので車利用の場合、周辺のコインパーキング利用
<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年5月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。