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日産自動車硬式野球部 決意新たに再出陣 新体制発表、若手選手22人で

タウンニュース

公開練習で再開への決意を述べる伊藤監督(左)

横須賀市追浜地区に拠点を置き、今年から16年ぶりに活動を再開した日産自動車本社硬式野球部は2月17日、追浜工場内(夏島町)で選手・スタッフなどの体制を発表した。伊藤祐樹監督は「『日産の自力復活』のシンボルとなるべくまい進したい」と決意を新たにした。

同部は1959年に創部。都市対抗野球大会で2度、社会人野球日本選手権大会で1度優勝した実績を持つ。経営状況の悪化などから2009年に活動を休止。23年に再始動を発表し、今年の1月14日から本格始動した。工場敷地内の専用グラウンドは来年夏完成する予定で、当面は市内各所のグラウンドで練習を行う。

入部が発表されたのは投手7人、捕手2人、内野手7人、外野手6人の計22人。主将の石毛大地外野手を除く大半が大卒1年目の新人という顔ぶれとなった。「強いチームを作ることも大事だが『復活する日産で野球をしたい』という熱意のある選手を選んだ」と伊藤監督。スローガンには「再翔」を掲げ、都市対抗野球・日本選手権への出場を目標に据える。

ユニフォームは休部前の赤色から打って変わり、青色が基調に。胸には同社が追浜工場で生産していた車種「ブルーバード」にちなみ、バットを手に飛翔する青い鳥が描かれている。

同日横須賀スタジアムで行われた公開練習には、上地克明横須賀市長が訪れ「勇姿を横須賀市とともに日本に発信してほしい」とエールを送った。同市は23年に同社とスポーツ振興に関する連携協定を結んでいる。

地域活動に意欲

09年の活動休止以前は児童向けの野球教室や小学校訪問、練習見学など地域活動にも積極的に実施していた同部。今後も「地域に顔の見える活動」として、交通安全推進など地域に根付いた取り組みを検討しているという。伊藤監督は「選手・スタッフが地域に溶け込み、追浜のまち全体を盛り上げていけたら」と話した。

追浜地区の同社社員寮で暮らす選手らを応援するため、追浜観光協会の協力で近隣の飲食店12店舗が「野球部応援メニュー」を新設(選手向け)。追浜本町でレストラン「BLUEBIRD」を営む大熊敦さんは「これを機に一緒に街を盛り上げたい。コラボメニューなども提案できれば」と声を弾ませた。

初陣は3月19日(水)。県企業大会の初戦で三菱重工Eastを相手に等々力球場で行われる。

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