小田小が創立150周年 JAXA澤田さん記念講演〈川崎市川崎区・川崎市幸区〉
創立150周年を迎えた川崎区の小田小学校で10月30日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の澤田弘崇さんを招き記念講演が開かれた。全学年の児童約560人が話を聞いた。
小惑星リュウグウから石や砂を持ち帰った「はやぶさ2」プロジェクトの主任研究員として中心的役割を担った澤田さん。講演会では、リュウグウがどんな惑星なのか、「はやぶさ2」はどうやって石や砂を持ち帰ったのかなどを写真や映像をスクリーンに映しながら説明。「日本でリュウグウの砂や石を見たときはとても感動した」と振り返った。
また、子どもの頃から星が好きで、ミニ四駆にも熱中したことから「宇宙に行って調べたり働いたりするロボットを作りたい」と夢を持つように。児童たちに「とにかくいろんなことに挑戦すること。きっと夢が創れる」とエールを送った。
3年生の鈴木陽央菜さんは「リュウグウがスカイツリーよりも大きいと聞いてびっくりした」、6年生の佐々木佑真さんは「遠い星から石を持ち帰るなんてすごい。理科が好きなので、話を聞いて科学者になりたいと思った」と話した。