Yahoo! JAPAN

ポートサイド地区タワマン自治会 高齢住民向け冊子配布 地域ケアプラザと連携

タウンニュース

自治会の小濱会長(右から2人目)とケアプラザ、民生委員の担当者

ヨコハマポートサイド地区の高層マンション「ザ・ヨコハマタワーズ」の自治会と反町地域ケアプラザは、地域の民生委員の協力を得て高齢住民向けの相談・連絡窓口をまとめた冊子「こんなときどうする?」を2月末に発行した。

冊子は「日常のお困りごとは、まずここへ相談」として、「物忘れ等認知症の症状が出始めている」「自分で日常のお金の管理に不安がある」「薬の自宅配送をしてほしい」といった困りごとについて、地域ケアプラザや社会福祉協議会、マンションが提携している各種サービスなどの連絡先をケースごとに紹介している。救急相談ダイヤルやマンション内のサークル紹介のほか、持病やかかりつけの医療機関などを記入できる情報欄も設けている。同マンションの約820世帯のうち、75歳以上の住民がいる世帯に配布した。

作成のきっかけは昨夏の記録的猛暑。一人暮らしの高齢者が一定数いる同マンションでも、熱中症などで救急搬送される入居者が多かった。

時期を同じくして同地区を管轄する反町地域ケアプラザからもマンションの住民に情報発信をしたいという要望があったことから、高齢者に対し即座に発信できるものとして両者で冊子を発行することになった。

自治会の小濱力会長は「元気な高齢者も多いが、引っ越してきて土地勘のない人にとっては、日常生活での困りごとをどこに相談すればいいか分からないことも多い」と説明する。作成にあたっては地域の民生委員やマンションの管理スタッフなどに話を聞き、「電球交換の手伝い」「ペットの相談」など問い合わせの多いものを盛り込んだ。小濱会長は「親を呼び寄せて別部屋で住んでいるケースも多いので、入居者の家族にとっても安心材料になるのでは」と推察する。

自治会ない地域でも

ケアプラザにとっても「元気なうちにケアプラザの存在を知ってもらうことで、相談先が分からず問題が起きても放置されることを避けたい」と話す。同地区には自治会町内会の無いマンションも多いため、今後はそうしたエリアでも発行を働きかけたいとしている。

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 「ばっどがーるアニメ化記念原画展」フォトレポート|原作者・肉丸先生の新規描き下ろしイラスト&優・亜鳥・るら・涼・水花・清の貴重な原画に“コヒュッ”必至!?

    アニメイトタイムズ
  2. 大阪城野外音楽堂で「HANAMICHI FES」 井上苑子さん、かわにしなつきさん、三阪咲さんら

    OSAKA STYLE
  3. 京都駅南 京都の定番鉄板メニューと神戸風お好み焼きが気軽に楽しめる新店「よぼや」

    キョウトピ
  4. ガラス越しに酒づくりを体感!東灘区・魚崎の『浜福鶴 吟醸工房』潜入レポ 神戸市

    Kiss PRESS
  5. 『道行く人に笑われるのよ…』散歩中の犬がよくする"あるあるな光景"に1万2000いいね「行き倒れ犬、大好物」「うちも同じ」共感の声も

    わんちゃんホンポ
  6. 《市民病院医療事故多発》いまだ明らかにされない事故原因と再発防止策 事故調報告書「作成していない」

    赤穂民報
  7. 45年分のドラえもんや仲間たちに会える! 映画に特化した特別な展覧会が大阪高島屋で開催中

    anna(アンナ)
  8. 宝塚に沖縄の風!音楽、食、踊りで楽しむ♪ 「OSORAのしたでうちなぁ~ふぇす」 宝塚市

    Kiss PRESS
  9. SNS拡散のカギは「誰がシェアしたか」 朝日新聞社など共同研究

    おたくま経済新聞
  10. おこめ天松堂

    湘南人