婚姻の目的は「子の出生」ではない……同性婚を巡る判決に大竹まこと「かなり踏み込んだよね」
10月31日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、同性カップルを巡る婚姻の制度について取り上げた。
番組では、東京新聞の記事を中心に紹介。
まずは東京高裁判決において、戸籍上同性のカップルが結婚できない民法などの規定を「違憲」とした件を取り上げた。
砂山アナ「こういった訴訟は全国5地裁で6件あって、地裁、高裁合わせて判決はこれで8件目となります。違憲の判断はこれで合計4件。高裁判決では3月の札幌高裁に続きいて、2件連続で『違憲』と判断しれています。いずれも賠償請求は棄却していますが、『違憲状態』が3件、『合憲』が1件となっています」
大竹「なるほど。もう一歩踏み込んだ記事もあったよね?」
続いても東京新聞の記事を紹介。
国側は婚姻の目的を「男女が子を産み育てる関係を法的に保護するもの」と主張していたが、今回の判決では「子どもの出生は婚姻に不可欠の目的ではない」という学説が踏まえられた。
砂山「(記事によると)慶応大の駒村教授は『婚姻の本質から生殖の問題を除いた点は注目だ』と語ったと。このあたりが画期的だとされている部分です」
大竹まこと「かなり踏み込んだよね。生殖して、子どもを育ててってことまでしなくても、お互いの理解があって二人で暮らすことは認めますよってことだよね。あちこちでこれからも判決が続いていくでしょうね」