虫網片手に森散策 水沢の森で昆虫観察会
水沢の森で8月17日、恒例となっている「夏の夜の昆虫観察会」が行われた。
観察会には、稗原小や菅生小の児童など子ども24人と、スタッフとしてボランティアグループ「水沢森人の会」の約20人が参加。草むらに入れば飛び交うバッタやイナゴ、雑木林の樹液に集まる甲虫やハチ、夕暮れの空を飛ぶトンボやコウモリ、暗くなった森で木に登るセミの幼虫など、子どもたちは虫網を手に、森の生きものを探しまわった。日没後は、小さな竹あかりが並んだ竹林遊歩道を眺めながら、月明かりを頼りに帰路に就いた。
水沢の森は、間伐手入れされた竹林、下草刈りされた雑木林、水路、ススキ原などの里山風景が、同会によって保全されている。星野善一代表は「自然の変化に気づくのは、経験があるからこそ。その経験の一つになればうれしい」と話す。