早くもアカデミー賞ノミネートの呼び声!“最高の演技を披露”ブレンダン・フレイザー主演最新作『レンタル・ファミリー』
『ザ・ホエール』で「第95回アカデミー賞」主演男優賞受賞に輝き、その演技で世界中から絶賛の声を浴びたオスカー俳優、ブレンダン・フレイザー主演最新作『レンタル・ファミリー』が、2026年2月27日(金)に公開される。このたび、ポスタービジュアルが解禁となった。
名優ブレンダン・フレイザー主演最新作
監督を務めるのは、長編デビュー作『37セカンズ』で「ベルリン国際映画祭」ほか世界中の映画祭で注目を集め、「Beef/ビーフ」「TOKYO VICE」などの話題作を手掛けてきたアメリカをベースに活躍する日本人監督のHIKARI。彼女は、今最も注目されるクリエーターに贈られる「トロント国際映画祭」Emerging Talent Awardも受賞。名実ともに世界が注目する映画監督に名を連ね、日本を舞台にしたオリジナル作品を世界に送り出す。
先日、「第50回トロント国際映画祭」で世界初お披露目となるワールドプレミアが行われたばかりの本作。上映後の場内は鳴り止まぬ拍手とスタンディングオベーションで満たされる熱狂に包まれ、世界各国の批評家たちからは「これは優美な映画だ。近頃あまり見かけない、控えめな人間味あふれるコメディである(DEADLINE)」「演技の芸術と真髄を描いた風変わりで興味深い映画(The Wrap)」といった絶賛レビューが相次いで到着。映画『ザ・ホエール』以来の出演作となったブレンダンに対しても、「東京在住のアメリカ人俳優が役者としてのあり方を独自の方法で活かす役を演じた彼は、ドラマとコメディを融合させた本作『レンタル・ファミリー』で最高の演技を披露(The Hollywood Reporter)」「予想外に人生を肯定する経験となる仕事に就く男の姿を、魂のこもった抑制の効いた演技で見事に演じている(DEADLINE)」といった称賛の声が多く集まり、SNS上でもその熱気は日に日に増加。早くもブレンダンへのアカデミー賞主演男優賞再ノミネート、アカデミー賞作品賞ノミネートの声が上がるほどの盛り上がりをみせ、9月14日(現地時間)に発表される「トロント国際映画祭」の観客賞受賞にも大きな期待が寄せられている。
本作では、「東京」の街並みによく溶け込んだ、どこか寂しげな落ちぶれた俳優・フィリップ役をその卓越した演技で見事に表現したブレンダン。すでに世界中で絶賛の声を浴びている中、ポスタービジュアルでは、狭い電車の車内で肩を寄せ合い、席に腰掛けるブレンダン演じるフィリップの姿が。大きな荷物を膝に抱え、体を隙間に押し込むように座る様はまさに日本ならではの光景とも言え、その周囲を、レンタル・ファミリー社代表の平岳大演じる多田、フィリップよりも先にレンタル・ファミリー社の俳優として働いていた山本真理演じる愛子、そして、柄本明演じる老優・喜久雄、さらにフィリップと父娘になる美亜役の新鋭ゴーマン シャノン 眞陽など、個性溢れるキャラクターたちが固めている。
多田を演じた平は、本年度の賞レースで歴史的快挙を果たした『SHOGUN 将軍』に石堂和成役として出演。確かな演技力と存在感で物語に重厚感を与え、自身も同作で英国アカデミー賞(BAFTA)およびエミー賞にノミネートされるなど、国内外からの絶賛を集めた日本を代表する俳優の一人。兼ねてから世界を舞台に活躍しており、スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』や英ドラマ「Giri/Haji」、マーベル超大作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』などで着実に実力を築き上げてきた彼が、本作では、フィリップをレンタル・ファミリー社にスカウトすることで物語が動き出していく。
山本真理が演じる愛子は、フィリップの先輩として同じ会社で働く俳優の一人。時にぶつかることもあるが、フィリップとの出会いは少しずつ愛子自身にも影響を及ぼし、自分の人生を見つめ直すきっかけを得ていくことになる。山本も平同様、世界を舞台に活躍してきた俳優の一人で、近年ではハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』からはじまった「モンスター・ヴァース」初のドラマシリーズ「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」で日本人科学者ケイコ役を熱演。俳優のみならず、脚本家やプロデューサーとしても活躍の場を広げており、国際的に名高い新星としてその地位を確立しつつある。
ブレンダン演じるフィリップの隣、自然な空気ですっと肩を寄せるのが、言わずと知れた名優・柄本明だ。柄本は劇中の役柄としても、日本を代表する俳優である喜久雄というユニークな役どころで本作に出演している。フィリップは、認知症により記憶を失っていく彼を想う娘からの依頼で、老いたスター・喜久雄の取材をする記者として彼の元を訪れるようになっていく。仕事の枠を越えて友情を深めていくフィリップと喜久雄の交流は、日米の名優がならび立つ名シーンの連続で、本作でしか見ることができない大きな見どころの一つだ。柄本がしっかり準備をして臨んだという、これまでにない量の英語のセリフにも注目してほしい。
そして、一際目を引く一人の少女が新鋭ゴーマン シャノン 眞陽。彼女は、競争率の高い私立校の受験のため、どうしても父親役が必要になったシングルマザー・瞳が雇ったフィリップと、“父娘”としての時間を過ごしていく美亜を演じている。幼い頃から父親に見捨てられたと思い込んでいた少女が、目の前に現れたフィリップを本当の父親と信じ、少しずつ心を開いていく。そんな繊細で複雑な演技が求められる難しい役どころではあるが、実はシャノンは映画への出演経験は本作が初めて!“父”として対峙したブレンダンに「彼女は今まで共演した中で最高の女優だ」とまで言わせるほどの演技を披露した彼女の名演にも、本編では期待が高まるばかりとなっている。
さらに、彼らが座る電車の車窓からは、満開の桜や東京タワーといった「日本」を象徴する美しい風景も顔を覗かせていて、日本の街並みそのものも、本作にとって重要な登場人物であることが伺える。
『レンタル・ファミリー』は2026年2月27日(金)より全国公開