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ディズニー『塔の上のラプンツェル』実写映画化が保留に ─ 『白雪姫』不振を受けて

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ディズニーの人気アニメーション映画『塔の上のラプンツェル』(2010)の実写化企画が保留となったようだ。米などが報じている。

本企画は2024年12月に第一報が伝えられたばかりで、監督に『グレイテスト・ショーマン』(2017)『BETTER MAN/ベター・マン』(2024、日2025)のマイケル・グレイシー、脚本に『リベンジ・スワップ』(2022)『ソー:ラブ&サンダー』(2022)のジェニファー・ケイティ・ロビンソンが就任していた。すでにプリプロダクション(撮影前作業)に入っており、主演俳優の検討が進められていたという。

報道によると、企画の保留には2つの理由がある。ひとつは実写版『白雪姫』の興行的不振で、同作は2億7,000万ドルの製作費に対し、米国興収7,068万ドル、世界興収1億4,651万ドルという厳しい成績となっている。批評家と観客の反応も芳しくなく、ここから持ち直すのは難しいとみられている状況だ。近年、ディズニーは人気アニメーション作品の実写化を積極的に進めてきたが、これがいったん見直される可能性もある。

もうひとつは、2010年からディズニーの実写映画を統括してきたショーン・ベイリー氏が退任し、元サーチライト・ピクチャーズのジョシュ・グリーンバウム氏が就任、さらに劇場部門の代表者として元パラマウント・ピクチャーズのダリア・セルセック氏が起用されたことだ。現在、新体制下で企画の精査が行われているものとみられる。

現時点では、『塔の上のラプンツェル』実写映画化がいずれ再開されるのか、このままお蔵入りになるのかはわからない。ディズニーは今後『リロ&スティッチ』と『モアナと伝説の海』の実写版を控えているため、この2作の成績に左右されることにもなるだろう。

『塔の上のラプンツェル』は、グリム童話「ラプンツェル」を原作に、ディズニーが初めて3DCGで描いたプリンセス・ストーリー。生まれてから18年間、人里離れた塔で暮らしてきたラプンツェルが、大泥棒のフリン・ライダーとともに初めて外の世界へ飛び出し、自分自身を発見していくストーリー。全世界興行収入5億9,179万ドルの大ヒットを記録し、劇中曲「輝く未来(I See the Light)」はの歌曲賞にノミネートされた。

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