み~んなトモダチ!み~んなアイドル!『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-』で再会するその前に、『プリパラ』2ndシーズンまでのユニットをまとめて復習!
2025年10月10日(金)、『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-』がいよいよ公開されます! 発表された瞬間、「まさか!」と驚いた方も多いのではないでしょうか。10年前、子どもたちの心を掴んでいた二大シリーズのアイドルたちが、ついにスクリーンで一緒にステージに立つことになりました!
『アイカツ!』も『プリパラ』も、子ども向け作品でありながら、その輝きは世代を超えて愛されています。アイドルとして輝くため努力し続けるキャラクターと歩む、きらめきの日々に心を奪われたのは、子どもだけでなく大人のファンも同じ。どちらの作品も夢に一歩踏み出す勇気や友情の素晴らしさを教えてくれる作品です。
この記事では、映画公開を前に『プリパラ』2ndシーズンまでのストーリーをおさらいしつつ、公式で発表されている注目ユニットを紹介します。「アイカツは観てたけどプリパラは観ていなかった」という方も、「あの頃リアタイしてた!」という方も、そしてもちろんずっと『プリパラ』を追いかけてきた方も、“み~んなトモダチ! み~んなアイドル”!
女の子みんながアイドルになれる場所
女の子が年頃になると、どこからともなく届く“プリチケ”。それを手にした子は、アイドル活動ができる仮想テーマパーク「プリパラ」に入れるようになります。キラキラ輝くプリパラは、女の子みんなの憧れ!
「かしこまっ!」が口癖の主人公・真中らぁらもプリパラに憧れる小学5年生の女の子。ある日、彼女の元にもプリチケが届きプリパラへ。そこで出会ったのは「ぷり」を語尾につけ、「ポップステップげっちゅー」がキャッチフレーズのポップアイドル・南みれぃ。彼女は「2人じゃないと出られないライブがあるのに、パートナーがいないぷり!」と大ピンチの様子。よくわからないまま、らぁらはステージへと引っ張り出され、みれぃと共にライブスタート! こうしてらぁらはプリパラアイドルとして第一歩を踏み出し、トップアイドル=“神アイドル”を目指すことになったのです。
ツッコミどころ満載!? 自由すぎるけど夢いっぱいなプリパラの世界
プリパラは、パラ宿のショップ「Prism Stone」の中に広がる仮想テーマパーク。受付の赤井めが姉ぇにプリチケを渡すと、自分にぴったりのブランドが選ばれ、マイチケをスキャンすればアイドルに変身できます。らぁらはブランド・TwinkleRibbon(トゥインクルリボン)が選ばれ、身長も髪も伸びて大人っぽく、みれぃは真面目な風紀委員長からカラフルでポップな姿へと変身します!
プリチケは基本的に女の子にしか届きませんが、「かわいい男の娘ならOK」という自由すぎるルールも。さらにライブに出るにはマスコットとの契約が必要で、らぁらはクマと契約します。
仲良くなった友達とはプリチケにくっついている「トモチケ」を“パキッ”と割って交換。名刺代わりに友情を確かめ合えるのも、プリパラらしいユニークな仕組みです。
努力も演出も“いいね”に変わる! プリパラライブを構成する3つの要素
プリパラのライブでは、曲やダンスが自動で頭にインストールされるため、らぁらも初ステージを無事成功! とはいえ、アイドルたちは完成度を高めるため日々レッスンを重ねています。
そして、ライブに欠かせないのが、個性を表現する“メイキングドラマ”。アイドルたちが自分の想いをミニドラマで演出するパートで、ライブの大きな見せ場の1つです。本編でも「新しいメイキングドラマをどう作るか」に悩むアイドルたちを通して、ドラマ作りの難しさと奥深さが描かれました。
さらに終盤の早着替え“サイリウムチェンジ”では、ドレス全体が光り輝き、一気に華やかさがアップし会場のボルテージも最高潮に!
ライブ、メイキングドラマ、サイリウムチェンジ――この3つがそろって初めて「プリパラライブ」が完成します。パフォーマンスの完成度に応じて観客からもらえる“いいね”の数が増え、神アイドルへとのランクアップの道となるのです。
空見て笑って! SoLaMi♡SMILE(そらみスマイル)
プリパラのライブでは、ユニット人数が決まっていることも多く、ナンバーワンアイドルを目指す「アイドルグランプリ」も3人1組。らぁらとみれぃも、もう1人のメンバーを探します。
目を留めたのは、9歳から活動するトップアイドル・北条そふぃ。クールな魅力で人気ですが、レッドフラッシュ(梅干し)なしでは体力が続かないという秘密を抱えていました。そふぃも、らぁらたちと出会い、本当の自分を認めたいと思いユニット結成を決意。こうして「そらみスマイル」が誕生しました。
らぁらは明るい性格ながら大きな声がコンプレックス。しかし、その声は特別な「プリズムボイス」だったのです。みれぃや仲間から励まされ、次第に自分らしさとしてコンプレックスを受け入れていきます。一方みれぃは、才能型の仲間に比べ、自分は努力型だと感じることも。「自分には才能がない」とくじけそうになりつつも「301(みれぃ)%の努力」で自分やメンバーを奮い立たせていく存在になりました。
それぞれが悩みやコンプレックスを抱えながらも、寄り添い合い、一緒に前へ進んでいく3人。そらみスマイルはまさに“3人の絆を輝きに変える”ユニットなのです。
水と油でもチームワークは抜群! DressingPafé(ドレッシングパフェ)
「打倒! そらみスマイル」で意気投合してできたのが、東堂シオン、ドロシー・ウェスト、レオナ・ウェストによる3人ユニット「ドレッシングパフェ」です。
シオンは元・世界囲碁選手権の学生チャンピオン。一見クールに見えますが内面は情熱的で、囲碁用語や四字熟語を交えた会話がクセ。剣道や弓道、柔術にも通じるまさに武闘派アイドルです。
ドロシーは“ボクっ娘”でキャッチフレーズは「テンション・マックス」。思ったことをズバッと言う毒舌タイプですが、次第に仲間を思いやれるように成長していきます。自信たっぷりなところも彼女の魅力。
双子の弟・レオナは「テンション・リラックス」がキャッチフレーズ。行動的なドロシーとは対照的に控えめで、「ドロシーがやるならわたしも…」が口癖でしたが、活動を通じて自分自身の意思を持つようになります。
そらみスマイルが「絆」を大切にするチームだとすれば、ドレッシングパフェは「個」を大切にするチーム。それぞれの個性がぶつかり合い、ケンカすることも多いですが、ライブになれば抜群のチームワークを発揮! そらみスマイルの良きライバルとして互いを高め合う存在です。
強い友情が結成のカギ! Gaarmageddon(ガァルマゲドン)
「天使と悪魔」をモチーフにした白玉みかん&黒須あろまのコンビ「アロマゲドン」に、ボーカルドールのガァルルが加わり誕生したのが「ガァルマゲドン」です。
みかんは天然で掴みどころがなく、口癖は「ジェル~」。「~なの」と語尾をつけるおっとり口調ながら、運動神経は抜群で大食いキャラというギャップの持ち主。
あろまは「魔界からの使者」を自称する悪魔系アイドル。特徴的な“悪魔語”や「デビ」の語尾でしゃべりますが、実は素のあろまは恥ずかしがり屋さん。悪魔キャラを演じるために神話などを研究し、分厚い「ア・ローマ預言書」を666冊も書き上げた努力家です。
そこに加入したのが、“ボーカルドール”のガァルル。、ボーカルドールとは、プリパラ内にだけ存在できるヴァーチャルアイドルで、ガァルルは後述するファルルの妹。最初は歌もダンスも苦手だったガァルルですが、努力を重ねてデビューを果たします! あろまは彼女の境遇や「怪獣アイドル」という個性を気に入り、新ユニット「ガァルマゲドン」を結成しました。
三人三色、それぞれの色で輝くTricolore(トリコロール)
「トリコロール」は、紫京院ひびき・ファルル・緑風ふわりの3人によるユニット。結成と活躍は3rdシーズンからですが、物語は2ndシーズンからつながっています。
ひびきはパプリカ財閥の令嬢で、7歳の頃に男児モデルとしてデビューした天才子役。髪を切った際に少年と勘違いされスカウトされ、そのまま男装を続けています。華やかな存在感とカリスマ性を持ちつつ、極端なキャラづけや語尾に嫌悪感を示す繊細な一面も。
ファルルは「アイドルになりたい」という無数の女の子たちの願いから生まれたボーカルドール。登場当初は感情に乏しい存在でしたが、らぁらたちと交流を重ねる中で少しずつ心を育み、豊かな表情やクオリティの高いパフォーマンスで、一気に人気を集めるアイドルとなりました。
ふわりは緑豊かなヨーロッパラ・パルプス地方からやってきた自然派の転校生。ひびきの理想とする“プリンセス”を目指して努力しますが、自分らしさと違うと感じ、辞退。それでも過去に傷を抱えるひびきを心配し、そばにいることを決めます。
王子様のように気高いひびき、憧れを集めるファルル、ナチュラルな魅力のふわり。全く異なる個性を持つ3人はまさに“三人三色”。その絶妙なバランスと個々のパフォーマンス力の高さが大きな魅力です。
「出会いのキセキ」で広がる、アイドルたちの新たな舞台
『アイカツ!』が、努力と成長をまっすぐ描いた“スポ根アイドルアニメ”ならば、『プリパラ』が、自由奔放な楽しさで世界を広げるアイドルアニメ。そんなカラーの違う2つのアニメが手を取り合うコラボレーションでは、どんなストーリーが描かれ、アイドルの交流がどんな化学反応を起こすのか、ワクワクが止まりません!
予告PVでは、「そらみスマイル」とアイカツのユニット「ルミナス」が歌う、本作のための書き下ろしメインテーマ「ハッピーチューニング」もチェックできます。たくさん聞いて、輝くアイドルたちに会う準備をしちゃいましょう!
[文/五六七 八千代]