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県スポーツ少年団駅伝交流大会 女子 豊後高田陸上クラブが圧巻の走りで10年ぶりの栄冠 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

第33回大分県スポーツ少年団駅伝交流大会

2月11日 クラサスドーム大分周辺コース

女子 7区間 各区間1.4km(1区のみ1.5km)

1位 豊後高田陸上クラブ 37分7秒

 

 県スポーツ少年団駅伝交流大会の女子の部で豊後高田陸上クラブが37分7秒の快走を見せ、10年ぶり2度目の優勝を果たした。 その走りは「完璧」とも言える内容だった。

 レースの幕開けを担ったのは、6年生の赤嶺菜凪。スタートから果敢に攻め、粘り強い走りで3位につけ、しっかりとタスキをつないだ。続く桑原優果(同)がその勢いを引き継ぎ、積極的なスピードアップを仕掛けた。折り返し地点ではすでにトップに立ち、その後は独走状態に。各区間の選手たちは持ち前の走力を発揮し、後続を引き離していった。

 

 三上忠明監督は「選手の能力と適性を見極めて配置を決めた。それが見事にはまり、狙い通りの展開になった」と振り返る。2区、4区、5区の選手が区間賞を獲得し、チーム全体の底力を見せつけた。

 今回のメンバー7人のうち6人が、前年同大会で3位を経験。悔しさをバネに、1年間の努力を積み重ねてきた。限られた週2回の練習時間の中で、7分間走やスピード強化メニューを徹底し、集中して取り組んできた。 キャプテンの桑原は「絶対に優勝するという気持ちで練習してきた」と力強く語る。

 

2区でトップに立った桑原優果

 

 しかし、決して順風満帆ではなかった。桑原自身、最近のタイムの伸び悩みに不安を抱えていた。それでも「今日は最初から攻めの走りを意識し、自己ベストを更新できた。努力が実を結んだことが本当にうれしい」と笑顔を見せる。一方、赤嶺は「今朝、1区を走ることが決まり正直緊張した。でも、自分の理想の走りができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 

 優勝が決まった瞬間、選手たちの顔には涙と笑顔が入り混じった。三上監督は「感動した。全員が設定通りのタイムで走り、狙い通りのレース運びができた」と目を細める。

 10年ぶりに掴んだ栄冠。豊後高田陸上クラブの選手たちの努力とチームワークが実を結んだ大会となった。

 

10年ぶりの優勝となった

 

 

(柚野真也)

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