寒川町スポーツ協会 創立50周年の節目祝う ソフト山田選手ら記念講演
寒川町スポーツ協会(浅野俊二会長)は12月7日、寒川町民センターで創立50周年記念式典を開催した。
同協会は1974年に寒川町体育協会として発足。2022年に現在の名称へと変更したほか、ロゴマーク等もリニューアルした。
この日は木村俊雄町長をはじめとする来賓や関係者が出席。浅野会長は「スポーツを『する・みる・支える』という価値を町民の皆さんと共有するとともに、加盟団体の支援、部活動の地域移行などに貢献していきたい」とあいさつした。
また同協会事業の観桜駅伝に20年以上協力している寒川神社宮司の利根康教さんら7人に特別功労賞が、同協会副会長を14年務める青田正順さんら10人に功労賞が贈られ、表彰式が行われた。
ソフトボール日本代表として五輪で金メダル2つ、銅メダル1つを獲得した山田恵里さんと、22年に皇后杯第55回全日本女子弓道選手権大会で優勝した三澤京子さんによる記念講演会も開催。
「夢を諦めなければ必ず叶う」と題して講演した山田さんは、強いプレッシャーにさらされた時は「自分がコントロールできることだけに目を向け、集中することが大切」とした。ソフトボールが北京以降の2大会で競技から外れモチベーションを失いかけた際には「多くの人に支えられていることに気づき、そうした人々やソフトボールそのものに恩返ししたいという気持ちになり、もう一度がんばれた」と話した。
また三澤さんは「はじめの一歩は興味から」として、子育てが一段落した44歳で広報紙で見つけた弓道教室に通い始め、日本一になるまでの経緯や、実際に弓道大会がどのように実施されるかなどをユーモアたっぷりに話した。そして「弓道は何歳からでも始められ、自分のペースで続けることができる。ぜひチャレンジしてほしい」と呼びかけた。