【田辺市本宮町】「仙人風呂」は冬限定の絶景露天風呂!温泉を満喫するための徹底解説
和歌山県田辺市本宮町にある「仙人風呂」は、川の流れをせき止めてつくる冬季限定の巨大露天風呂として知られ、全国から温泉ファンが訪れる人気の温泉スポット。自然そのものを湯船にしたような大胆なロケーションが最大の魅力です。2026年2月末まで開設中! ※上記の写真提供/和歌山県観光連盟
目次
1 冬の名物詩! 川そのものが温泉に2 土曜夜のイベント「湯けむり灯篭」3 仙人風呂へのアクセスと入浴データ
冬の名物詩! 川そのものが温泉に
写真提供/和歌山県観光連盟
仙人風呂があるのは、大塔川の河原。川底から湧き出す温泉が豊富なため、川の一部を掘るとそのまま温かい湯が溢れ出します。普段は清流が流れる場所が、冬になると一面の巨大な露天風呂に早変わりする光景は圧巻。川面から立ちのぼる湯けむりと、静かな山々の景色が相まって、まるで異世界に迷い込んだかのような雰囲気を味わえます。
川底から湧く73℃の源泉に、大塔川の清流を引き入れて40℃前後に調整されています。泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、肌にやさしく疲労回復やリラックス効果が期待できます。大自然の中、川のせせらぎや鳥の声に耳を傾けながら入る温泉は格別で、訪れた人の多くが「ここでしか味わえない特別な時間」と口をそろえます。
仙人風呂の魅力は、そのワイルドさにあります。コンクリートで囲まれた浴槽ではなく、川そのものが湯船となっているため、日によって温度や深さが変わることもあります。しかし、その“ありのままの自然”がまさに魅力で、何度訪れても違う表情の仙人風呂を楽しめます。 巨大な“湯船”は家族連れやグループにも人気で、広々とした空間でのびのび過ごせるのも嬉しいポイントです。混浴なので水着は必須。裸の入浴は絶対ダメ!
土曜夜のイベント「湯けむり灯篭」
写真提供/熊野本宮観光協会
温泉から立ち上る湯気が河原を彩る灯篭に照らされ、幻想的な雰囲気に。湯船に寝そべり、満点の星空をうっとり…。毎週土曜20:00~22:00に実施(天候により中止の場合あり)。
仙人風呂へのアクセスと入浴データ
大阪・和歌山方面からだと、阪和自動車道南紀田辺インターで下りて、国道42号線へ。県道207号、県道216号、県道35号を経て、国道311号線へ。川湯温泉口交差点を右折して県道241号へ進み、トンネルを抜けて左折。仙人風呂を右手に見ながら、専用の無料駐車場へ。
MAP
無料駐車場は、仙人風呂より下流(仙人風呂の東側)約150mのところにあります。36台。駐車場には更衣室があり(水着に着替えましょう)、トイレも完備。
開設期間/2026年2月28日(土)まで
入浴時間/6:30~22:00
入浴料/無料
※水着を着用のこと
※荒天時や、増水の場合は閉鎖
【問い合わせ】
熊野本宮観光協会
TEL 0735-42-0735(8:30~17:00)
世界遺産・熊野古道の散策と合わせて訪れる人も多くいます。周辺には宿泊施設もあり、夜の星空の下で入る仙人風呂は格別の体験。日中とは違う神秘的な雰囲気に包まれ、冬の旅のハイライトになること間違いありません。
和歌山の雄大な自然が生み出す冬限定の温泉「仙人風呂」。川の流れと温泉が一体となったダイナミックな光景は、ここでしか見ることができない特別なものです。ぜひ冬の仙人風呂で、大自然の恵みを全身で感じるひとときを楽しみましょう。