<義妹はNG>子どもの行事後のおもてなしがイヤ。お世話になっている義両親には来てほしいけど…
音楽会やお遊戯会、参観、運動会などの行事は子どもの成長を見られる貴重な場面ですよね。父母はもちろん、バァバやジィジにも見にきてもらう機会もあるでしょう。帰りにみんなで食事する家族もいるのではないでしょうか。投稿者さんも行事の後は、義両親にファミレスなどでご馳走していたようです。でも今年は事情が異なるようで……。
『幼稚園のときは義両親のみきていて気楽だったのですが、今年は義妹もくるようです。義妹にはご馳走したくありません。子育てを手伝ってくれる義両親と違って、義妹は何もしてくれないのに“美味しい思いだけする人”。私は心が狭いのでしょうか?』
この投稿に、ママたちが共感と体験談を寄せました。イベント後の食事……それは家族の関係性があらわになる、小さな社交の場でもあります。
運動会のお弁当なら大人全員分作っちゃうけど…
たとえば運動会などは、園や学校からお弁当指定があることがあります。子どもの分だけでもママは朝から大変です。そのうえ家族の分と、義両親の分と、大人数分のお弁当を作るママたちがいました。
『運動会でお弁当を持参していた時代は義妹家族の分まで作っていたな。旦那からは「出すよ」の一言もないの?』
『うちは運動会が終わったら子どもに「頑張ったね」と声掛けて帰っちゃう。弁当なら一応、義両親の分も多めに作って持っていく』
朝早くから二世帯、三世帯分のお弁当を作るママたち。お弁当問題は、単なる料理の話ではありません。「誰の分まで作るか」「誰が出すのか」という“境界線”が問われる場面のようです。
義両親がご馳走してくれるケースも
『昼間はファミレス、夜は焼き肉! お義父さんが「行こう」と言ってくれるからありがたい』
『「お疲れさま。子どもたち頑張ったわね。何か美味しいもの食べに行こう」で、義両親がご飯ご馳走してくれるパターンだったわ』
行事のたびにご飯のことを考えなくてもいいのなら、ママも気楽にお付き合いできるでしょう。義両親が経済的にも心情的にも“上の立場”で招待してくれると、ママとしてはありがたいものです。一方で、今回の投稿者さんのように「ご馳走する側」になると、心のなかでモヤモヤが生まれやすいのかもしれません。
わが家がご馳走しているよ
両家を呼ぶ機会があれば、ママたち夫婦がご馳走する場合もあるようです。
『子どもの運動会や発表会とかのときは両家集まる機会だから、わが家がいつもご馳走しているよ。義妹がくるのをお子さんが楽しみにしているとかなら、ご馳走してあげたらいい』
『義母の立場です。孫のイベントは嫁がレストランの予約してくれていました。孫たちにはお小遣いをあげ、息子夫婦にはそれなりの手土産を手渡しています。投稿者さんは心が狭いかも。腹も立つだろうけれどここは大人としての行動をしましょう』
「義祖母だけのときはご馳走しますよ。普段お世話になっているので!」と投稿者さん。義妹の分まで奢ることに抵抗を感じているよう。ファミレス程度なら義妹がひとり増えたくらいで金額は変わらないのでは? との声もありました。けれど、問題は“金額”より“気持ち”……そこがやっかいなのです。
学校イベント後、現地解散という選択も
緊張感のあるイベントの後では、家族共々疲れていることがあります。食事をした後、お財布を出し合って「こちらが出すわよ」「いいえ、こちらが」と押し問答をするぐらいなら、現地解散したほうがスッキリするかもしれません。
『お疲れさま! バイバイ! ではダメなの? 「ご飯行かないの?」と聞かれたら、財布を持ってきてなくて……で切り抜ける。学校行事にスマホと家の鍵だけできて、手ぶらって人が多かったよ』
『現地集合現地解散だったな。実父は「みんな疲れているだろう」とお金だけくれた』
『イベントのあとはみんな疲れているし、さっさと解散して家に帰って休むだけ』
気をつかって疲弊するくらいなら、いっそう“もてなし行事”をなくすという選択もアリかもしれません。
結局は義実家との関係性の問題
『奢る気がないのは心が狭いのではなくて“仲良くないだけ”だよ。偽善的に良い嫁ぶる必要はない』
『実の妹がきたときは奢る。妹はいつも子どもたちにプレゼントしてくれるし、関係性ができているからギブアンドテイク』
投稿者さんはお金が惜しいと言っているわけではありません。「義両親にはご馳走するけれど、義妹にはしたくない」とのことです。やはり関係性がネックになっているのかもしれません。旦那さんはどう思っているのでしょうか? これからも義妹との関係は続きます。一度、夫婦で話し合ってみてもいいのかもしれませんね。
「もてなし」は義務ではなく“気持ち”の表れ
行事後の食事は、子どもを中心にみんなで労う時間であると同時に、「誰がどう振る舞うか」で家族関係の力関係が透けて見えることでもあります。義妹が何もしてくれないから奢りたくない……その気持ちは自然なこと。でも義両親との関係を円滑に保ちたいなら、そこは一歩大人の対応を見せるのも賢いやり方です。ムリして良い義姉を演じる必要はありません。ただ、「もてなさなきゃ」と義務感で疲れるくらいなら、「現地解散」「家族だけでお祝い」など、自分の心が穏やかにいられる方法を選べばいい。もてなしの本質は“金額”でも“形式”でもなく、誰のために、どのような気持ちで行動するか。投稿者さんの義妹への苛立ちの奥には、義両親を大切に思う気持ちもきちんとあります。 行事の日、いちばん頑張ったのは子ども、そして早起きして準備した“あなた”です。その努力を労うために、どうか自分にも優しい選択をしてあげてくださいね。