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ハンドメイド生活スタート! この春、かぎ針編み&ソーイング、始めませんか?

NHK出版デジタルマガジン

ハンドメイド生活スタート! この春、かぎ針編み&ソーイング、始めませんか?

服にバッグにポーチにと、作りたいものが盛りだくさん。
どんな布や糸を使おうかと想像を膨らませるのも楽しいひとときです。
作りたいものが決まったら、さあ、ハンドメイド生活のスタートです。

始めよう! 春のかぎ針編み&ソーイング

あると便利♪ おしゃれ&らくちん部屋着

着心地がよくてリラックスでき、ロングシャツ風でおしゃれなデザイン。
部屋着と外出着のいいとこ取りをしたアイテムをご紹介します。
サイズ展開はS~LLの4サイズで、男女ともに楽しめます。

基本作品 チェック柄の部屋着

ゆとりのある身幅とわきに入れたスリットで動きやすく、家の中でもゆったりと過ごせます。
立ち上がりのあるえりにはリブニットを使用。
胸元には、眼鏡や携帯電話をサッと入れられるパッチポケットをつけました。
写真はMサイズ。

応用作品 からし色の部屋着

基本作品の布をかえ、LLサイズで作りました。
シャツ風のデザインは年齢や性別を問わず、幅広く着られます。
在宅勤務中のオンライン会議や宅配便の対応時でもあわてず重宝しそう。

柔らかいリブニットは首に当たっても心地よいのがポイント。

基本作品の前あきはプラスチック製のワンタッチ式スナップボタン、応用作品はボタンで留めるタイプ。
つける位置は同じなので、好みでどちらか選びましょう。

同じデザインでも布をかえると違う雰囲気になり、家族で楽しめます。パンツやレギンスと合わせて、外出用にも。

香田あおい(こうだ・あおい)

服飾デザイナー。アパレルメーカー勤務を経てフリーのデザイナーに。アパレルの縫製技術と独自のアイデアで、簡単で楽しいソーイングを日々提案している。京都でソーイング教室を主宰。

ウキウキではく キュロットスカート

春らしい爽やかな色柄のコットン生地を見つけたら、大人仕様のスカート感覚ではけるキュロットを作ってみませんか。
ふんわり風をはらみ、軽やかに気分よく! 明日のお出かけが楽しくなりそうです。

作品A キュロットスカート

すそに向かって広がるゆったりシルエットがうれしいキュロットスカート。
着心地のよいゴムウエストながら、ウエストで8か所タックをたたむ仕立てで、腰回りがすっきり見えます。

左右には、あると便利なわきポケットが。

作品B キュロットスカート

Quoi? Quoi?(コアコア)

デザイナー・久文麻未とパタンナー・三代朝美のソーイング&手芸ユニット。ユニット名はフランス語で「なぜ? なぜ?」の意。その独特のデザイン、色使いにファンが多い。

パイナップル編みのミニストール

繊細なパイナップル模様が美しい、細めのストールです。
首元にさっと巻けば、春の装いを華やかに引き立ててくれます。

作品A

中央の作り目から上下に編み出し、パイナップル模様を縦につないだミニストール。
両端にはフリンジをつけて仕上げました。
鎖編み、細編み、長編みと、基本的な編み方で編めるのも魅力です。
作品Aは春らしいパープル、Bは白とピンクのグラデーション糸で模様を際立たせています。

作品A(左)・B(右)

鎖編みで編んだフリンジの先には、ピコットを編みつけて小さな花を表現しました。
ひらひらと揺れる花々が、春の気分を高めます。

広瀬光治(ひろせ・みつはる)

ニット作家。中学時代から編み物を始め、出版社勤務を経てニットデザイナー、ニット講師として活躍。「ニットの伝道師」として各地で指導やワークショップを行う。棒針編み、かぎ針編み以外に、各種レースにも造詣が深い。

かぎ針編みで お花畑のミニトート

うららかな春をイメージし花モチーフをふんだんに使ったトート。
持っているだけで心弾みます。

ミニトートバッグ

かぎ針で花のモチーフを編みながらつなぐ、シンプルな作り方のミニトートバッグ。
パプコーン編みのぷっくりした花びらが目を引きます。
少しずつ異なる3種類のモチーフを組み合わせることで、丸みのあるバッグに。
ピンクと紫の柔らかな配色もすてきです。

財布、スマホ、ハンカチなど身の回りのものが収まる、ちょうどよいサイズ感です。

川路ゆみこ(かわじ・ゆみこ)

ニットデザイナー。幼い頃から好きだったニットを、結婚後本格的に学びデザイナーに。本や雑誌、展示会などで作品を発表し、作りやすさとデザインのよさを兼ね備えた、程よく甘い作品にファンが多い。

はじめてのソーイング 3か月 手縫いで小物作り! がま口ポーチ

新年度のスタートは、ソーイングの“い・ろ・は”がわかる3か月シリーズ。
第1回は、手縫いで作るがま口ポーチに挑戦! まずは針と糸に慣れることから始めましょう。

ミニピンクッション・作品A~F がま口ポーチ

作品A~F がま口ポーチ
ジーンズのようなポケットがついた、かわいいがま口。
作り方はAを基本に、ポケットを省略したり、布をかえたり、大きさをかえたりと、さまざまにアレンジしています。
財布としてだけでなく、ポーチとしても使い勝手のよいアイテムです。

ミニピンクッション
がま口の裏布の残りで、ピンクッションを作りました。
土台にペットボトルのキャップを使った、コンパクトで使いやすい優れもの。
これで針の管理もばっちりです。

大きさ違いのがま口は、作品Aの型紙を拡大または縮小して作ります。Bは120%、Cは70%にコピーしています。

まちつきの4枚はぎで容量たっぷり。
作るときは、底中心がずれていないか、確認しながら縫い進めます。

作品Aからポケットを省略したD、E、F。DとFは布と口金の大きさをかえ、Fは型紙の山の高さを少し足しています。

がま口の内側は1枚布で作ります。
見た目もサイズもかわいいピンクッションは、そのままがま口に収納できます。

水野佳子(みずの・よしこ)

ソーイングデザイナー。文化服装学院卒業。アパレル会社に勤務後、フリーに。デザインや縫製、パターンメイキング、作り方の解説を発表するほか、衣装の製作やサンプル縫製も手がけるなど、「縫う」を軸に幅広い分野で活躍。

あると便利♪ おしゃれ&らくちん部屋着
撮影/白井由香里 モデル/エモン久瑠美

ウキウキではく キュロットスカート
撮影/白井由香里 モデル/エモン久瑠美

パイナップル編みのミニストール
撮影/中野博安 モデル/春菜メロディー

かぎ針編みで お花畑のミニトート
撮影/中野博安 モデル/春菜メロディー

はじめてのソーイング 3か月 手縫いで小物作り! がま口ポーチ
撮影/中野博安 

ヘッダー画像
撮影/白井由香里 モデル/エモン久瑠美

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