抜け毛・痔・親子で泣いた日々…生んでからが本当の試練⁉
現在4歳の長女と生後半年の長男の子育てに奮闘中のママライター【なお】です。29歳で長女を、33歳で長男を出産し、現在は子育て中心の生活をしています。
長女の赤ちゃん返りと、睡眠不足…親子でボロボロに
出産のために入院している期間、3歳の娘は初めてママと離れて、パパとおばあちゃんと過ごしました。その寂しさもあったのか、退院後に娘と赤ちゃんを連れて実家に帰省していたときには、「ママ、ママ。ママと一緒。ママがやって。」と典型的な赤ちゃん返りをしていました。そして、慣れない生活からくる疲れのせいか、娘に原因不明の40度近い高熱が1週間近く続きました。
赤ちゃんは母に預け、毎日娘と病院通いの日々。体調不良もあいまって、娘はさらにママっ子になり、わがまま三昧。本来なら、娘の気持ちも察して優しく包み込んであげるべきなのでしょうが、新生児の育児で睡眠不足、さらに娘の赤ちゃん返りのおかげで心身ともにヘトヘトになってしまいました。
そのため、私はつい娘を怒ってしまい、娘は泣くわ、私も泣くわで、それは大変!
娘の赤ちゃん返りが落ち着いたのは、体調が全快し、1ヶ月の帰省を終えて、自宅でいつもどおりの生活が始まってからでした。
産後すぐに悩まされた痔。極度の便秘でトイレが怖い
もともと少し便秘の気があった私ですが、産後の便秘はひどいものでした。放っておけば1週間近く出ないことも…。1カ月健診で産後経過を診てもらったときにも、おなかを触った先生にすぐに便秘だねと言われ、マグネシウムを処方されました。そして便秘のせいで便意を感じてトイレに行っても便は固く、出血することもたびたび。
産後の痔については情報としては知っていたものの、実際になってみると、大変さは想像以上。痔のおかげで、「また出血するのでは」という不安と痛みでトイレに行くのが怖くなりました。
それが終わりを迎え始めたのは、2、3ヶ月経って授乳のリズムも整ったころ。体内の水分調整もできるようになったのか、徐々に便秘が落ち着いてきました。気づけば便秘もよくなり、産後半年のころには全く気にならなくなりました。
産後3カ月の目前で始まった「抜け毛」にストレス
出産から3カ月が経ち、赤ちゃんとの生活も徐々に軌道に乗ってきたころ、とうとう抜け毛が始まりました。最初は「あれっ、ちょっと抜け毛が多くなってきたかな?」という程度でしたが、1週間くらいであっという間に量が増えました。特に髪を洗ったときには手にびっしりとまとわりつくほどで、ギョッとする光景!
毎朝、髪をとかした後の洗面所の床は、夫に見られたくないほど、髪の毛だらけ。家中のフローリングも、気づけばあちらこちらに髪の毛が落ちていました。私の場合は、前髪近辺の抜け毛が特にひどく、見た目も自分では明らかに前髪がスカスカとわかるほどになってしまいました。
抜け毛がだんだんと落ち着いてきたのは、産後半年を迎えたころです。そのころには、抜け毛の激しかった前髪のあたりに小鳥のヒナのように短い毛がふさふさと生えてきました。見た目は悪いですが、あぁ生えてきて良かったと一安心したのを今でも覚えています。
2度目の出産でしたが、長女の出産のときと比較しても、どれ1つとして同じことはなく、産後の体調や抜け毛やおっぱいの様子もそれぞれだなと感じました。2人目の出産でも、そのひとつひとつに戸惑ったので、初めての出産だとなおさら心配になってしまうこともあると思います。ですが、人それぞれに違う症状が出るので、あまり不安になりすぎずに、どうしても心配な症状が出たら医師に相談。それで問題なければ、産後にはそういうことも起きるものだと受け入れて、気楽に構えると良いと思います。
[はやしなお*プロフィール]
小さなころの将来の夢は保育士さん。学生時代は教員免許も取得し、塾講師や家庭教師や塾講師といった仕事も長年経験してきました。今は子どもたちとの時間を大切に過ごしつつ、在宅で仕事をしています。子どもたちが成長してからのことをいろいろと思い描くのが今の楽しみです。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。