くふうハヤテにオランダ代表右腕入団 昨年のWBCで3試合に登板して無失点
■身長182センチの右腕 フランクリン・バングルプ投手が加入
プロ野球ウエスタン・リーグに所属するくふうハヤテベンチャーズ静岡は7月2日、それぞれ選手1人の退団と入団を発表した。新たに加わった投手は、日本が優勝した昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でオランダ代表としてプレーしている。
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くふうハヤテはオランダ出身の投手、フランクリン・バングルプ投手(28)の入団を発表した。身長182センチ、体重82キロの右腕。2017年にドラフトでサンフランシスコ・ジャイアンツから25巡目で指名され、マイナーリーグで主に中継ぎとして登板。近年はドミニカ共和国やベネズエラでプレーしている。
日本代表が優勝を果たした2023年のWBCではオランダ代表のメンバーに選ばれた。1次ラウンド初戦のキューバ戦では2点リードの8回から登板して、1回を無失点。2戦目のパナマ戦でも1回を無失点に抑えて勝利に貢献した。
グループリーグ4戦目のイタリア戦も2/3回を無失点と好投した。グループリーグ2勝2敗だったオランダは失点率の差で1次ラウンド敗退したが、バングルプ投手は4試合中3試合でマウンドに上がって、1点も許さなかった。
今シーズンからウエスタン・リーグに参入したくふうハヤテは現在、17勝43敗4分けの最下位と苦戦している。特にチーム防御率4.65と投手陣の立て直しが急務。オランダ代表右腕の加入で上昇のきっかけをつかみたい。
また、くふうハヤテはアドリアン・アルメイダ投手の退団も発表した。理由について「本人諸事情により来日できなかったため」としている。
(SHIZUOKA Life編集部)