1回分のドレッシング作りにもぴったり! 「捨てられない空き瓶」が生き返る暮らしのアイディア
ジャムなどが入っていた瓶。「何かに使えるかも」「誰かに何かお裾分けする時のために...」と、ついためてしまいがちですが、ただ増えていっているだけという人も多いのでは? でもひと工夫すれば、家のなかでおしゃれに実用的に再利用できます。人気のインフルエンサーやスタイリストに簡単なリサイクル活用術を教えてもらいました。
※この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年3月号に掲載の情報を再構成したものです。
空き箱・空き瓶・紙袋を上手に活かすコツ
共通ポイントは、丈夫でシンプルなものほど再利用しやすいということ。
とくに紙素材は破れやすいので、厚みがあるしっかりとしたものがよいでしょう。
<空き瓶>中身が見えるので見せる収納も楽しめます
・かわいいラベルは活かし、生活感のあるラベルははがして
細長い瓶は花器にしたり、口の広い瓶は収納などに。ボタンやクリップなど細かいものを入れておくのにも便利。
ひもや絵の具でふたや瓶をリメイクすると、オリジナルの雑貨になります。
ラベルはぬるま湯ではがれます
ラベルがあると廃物感が出てしまうので、必要なければはがして使いましょう。
はがせないときはぬるま湯につけてしばらくおくときれいにはがせます。
<この空き瓶にも注目>
栄養ドリンクやお酒の瓶......色つきの遮光ボトルは置くだけで雑貨に
薬や化粧品の瓶......小さくておしゃれな形を活かして
空き瓶の活用アイデア
ジュース・栄養ドリンクの瓶で
<フラワーベース>
アクリル絵の具をスタンプして、水玉模様の花瓶にアレンジ。
「ラベルはぬるま湯につけると簡単にはがれます。アクリル絵の具のかわりに、丸いシールやマスキングテープを貼っても」(貝賀あゆみさん)
鉛筆の後ろにアクリル絵の具をつけて、スタンプを押すようにポンポンと模様をつけるだけ。
食品の瓶で
<野菜の保存容器>
・青じそは茎だけ水につけて保存
・ミニトマトやしょうがはかぶるくらいの水に入れる
使い残しがちな野菜は、水につけると長持ち。
「野菜の大きさに合わせた瓶を使うとラク。2~3日に1回は水を替えますが、味も食感も変わらずラップ代の節約にもなります」(野村 蘭さん)
背の高い瓶を集めて
<ボトルフラワー>
さまざまなドライフラワーを無造作に入れるだけで、ナチュラルアンティークな雑貨が手軽に作れます。
「生活感漂うふたは、『ミルクペイント』という塗料で黒く塗るとシック。統一感も出ます」(柳美菜子さん)
ジャムの瓶で
<ドレッシングボトル>
手作りドレッシングを作るときに便利なのがジャム瓶。
「材料を入れてシャカシャカ振るとよく乳化します。おみやげでもらう小さいジャム瓶は1回分の量にぴったり」(坂本典子さん)
雑貨の瓶で
<コットンや綿棒のケース>
口の広い瓶は、コットンや綿棒を入れるのにいい大きさ。
「中が見えるので残量も分かりやすく、ふたつきでほこりも防げます」(坂本典子さん)。
ふたは麻ひもを巻いておしゃれにリメイク。
ふたの側面と上部に両面テープを貼り、ぐるぐると貼りつけます。
途中で色を変えても楽しい。
食品の瓶で
<消臭除湿ポット>
瓶に重曹適量を入れ、アロマオイル数滴を垂らして軽く混ぜるだけ。
「玄関やトイレにそのまま置いたり、生ゴミにかけて消臭剤に。湿気を吸って重曹が固くなったら交換して」(貝賀あゆみさん)
アロマは好みのものでOK 。
ラベルに作った日付を書いて貼っておくと、取り換える目安にも。
顆粒だしの瓶で
<カトラリー立て>
コロンとした洋ナシ形がかわいい、和風だしの瓶。
「カトラリーを立てたときの安定感がよく、引き出しに入るコンパクトさもいい。出しやすく戻しやすく、使い勝手バツグンです」(メイさん)
薬の瓶で
<ピンクッション>
毛糸を瓶に詰めて、まち針を刺すと即席ピンクッションのできあがり。
「深めに刺してふたを閉めると、針がむきだしにならず、普通の針山より安全です」(エリィさん)。
瓶には市販のシールを貼っておしゃれにアレンジ。
構成・取材・文/佐藤由香 撮影/木谷基一 スタイリング/坂本典子