『猫同士のバトル』が始まってしまう原因4選 あまり頻繁だと対策すべき?
1.縄張り意識
単独行動を好む猫の場合、強い縄張り意識を持っていることがあります。そのため、自分のテリトリーに見知らぬ猫が侵入してくると、威嚇したり攻撃したりして追い払おうとすることもあるでしょう。
特に、新入りの猫を迎えた場合や、同居猫が外から帰ってきた場合などは、縄張り争いが起こりやすくなります。自分の縄張りが脅かされていると感じた猫は、相手を追い出して自分の安全な場所を守ろうとするのです。
また、発情期のオス猫は、メス猫を獲得するために他のオス猫と激しく争うことがあります。これは、子孫を残すための本能的な行動であり、特に繁殖期は喧嘩を避けることは難しいでしょう。
2.相性
人間同士に相性があるように、猫同士にも相性があります。性格が合わない猫同士が一緒に生活すると、些細なことで喧嘩に発展してしまうことがあります。
例えば、活発で遊び好きな猫と静かで落ち着いた性格の猫では、生活のリズムが合わず、お互いにストレスを感じてしまうでしょう。また、一方の猫がしつこくちょっかいを出したり、もう一方の猫が過剰に反応したりすることも喧嘩の原因となります。
相性の悪い猫同士は一緒にいるだけで緊張状態になり、ちょっとしたきっかけで攻撃し合ってしまうのです。
3.優位性を示すため
猫は、自分の優位性を示すために他の猫と争うことがあります。これは、猫社会における順位付けの本能的な行動です。
特に多頭飼いの環境では、猫同士の力関係が明確でない場合、優位に立とうとして喧嘩が起こりやすくなります。食事の順番や、お気に入りの場所の取り合いなど、日常の些細な場面で優位性を主張しようとするのです。
また、新入りの猫は既存の猫社会に溶け込むために、先住猫に自分の強さを誇示しようとすることもあります。
4.ストレスや不満
猫は、ストレスや不満が溜まると攻撃的になることがあり、運動不足や飼い主の関心が不足している場合、退屈や寂しさから同居猫に八つ当たりをしてしまうことがあるのです。
また、環境の変化や騒音、来客など、猫にとってストレスとなる要因はさまざまです。ストレスが蓄積された猫は、普段は温厚な性格であっても些細なことでイライラし、攻撃的になってしまうことがあります。
さらに、病気や怪我などといった体調不良が原因で攻撃的になることもあります。痛みや不快感から、他の猫を寄せ付けないように威嚇したり攻撃したりするのです。
まとめ
記事内でご紹介したように、猫同士のバトルはさまざまな原因で起こります。多少の喧嘩は猫社会におけるコミュニケーションの一つとも言えますが、あまりにも頻繁に起こる場合は、猫同士の関係性や、生活環境を見直す必要があるかもしれません。
ぜひ本記事を参考に猫の様子をよく観察し、必要に応じて対策をして猫同士の平和な生活にお役立てください。