行列のできる福岡糸島の老舗「長浜ラーメン力」監修のカップめんを食べてみた正直な感想
先日、福岡県内のセブンイレブンをパトロールしていたところ、カップ麺コーナーで立ち止まった。それもそのはず、視線の先にあったのは「糸島ラーメン力(りき)」の文字。そう、ここは創業から36年の知る人ぞ知る有名店なのだ。
今の時代、いろんなラーメンが気軽にインスタントで食べられるようになったが、歴史ある店だけにこれはとても気になる。はたしてどんな一杯になっているのか。実際に食べて確かめてみた!
・糸島の人気店
ちなみに同店のラーメンを食べたのはずいぶん前。遠方で通えるお店でもないため、ぶっちゃけ味の詳細まで覚えていない。
ってことで……
記憶を呼び戻すべく現地にやってきた。お昼前に到着するも待つことになるほどで、どうやらその人気は相変わらずらしい。これはだいぶ待つことになりそうだな……
と思いきや、回転は早く着席するとランチセットで頼んだラーメン(単品だと700円)がすぐにやってきた。
とんこつラーメン、そして長浜と聞くと濃い味がしそうに思えるところだが……
ここのラーメンは実にアッサリ。細麺でスルスルいけるし、チャーシューも柔らかくて食べやすい。全体的に口当たりが軽く……って、そうだそうだ、世代を問わず幅広く好まれそうなラーメンだった記憶が蘇る……!!
これぞ老舗。自然と口から「美味しい」が出てくる味だと言えばいいだろうか。そりゃ12時を過ぎると行列不可避なのも納得。平日ながら人が押し寄せる光景も必然な一杯であった。
・カップめんを実食
さて、お店の味の記憶があるうちにカップめんの方を食べるとしよう。
同商品は棒ラーメンでおなじみのマルタイが販売していて、セブンでの値段は292円だった。ついてるのは調味油のみとシンプル。
粉や かやく は最初から入っていて、あとはここにお湯を注ぐだけ。そして待つこと2分、まずはスープから飲んでみると……フム。
店舗で食べたラーメンがアッサリしていたからだろうか、やや塩気が強いように感じる。スープのとろみなど方向性はお店の味に似ていて監修しているのが舌から伝わるも、塩気がなかなかな印象を受けたのが正直なところだ。
インスタントで麺も油揚げ。これはこれでジャンクさがあっていい……インスタントらしさが逆に活きるかもだが、個人的にはお店のものと比べると少しばかり物足りなかった。
まぁインスタントにそこまで求めるのが酷だし、値段も300円を切っているのだ。制限があるなかでラーメンの方向性を伝えるのも苦労したのではないかと予想する。
・通販での販売あり
なお、あくまで個人的なテリトリーでの話になるが、この春に登場した同商品はどこのセブンイレブンでも置いてあるワケじゃなく、福岡でも一部でしか見かけなかった。とはいえ、購入した店舗はすでに在庫ラス2と売れていたあたり、気になって手に取る人は多いようだ。
マルタイの公式サイトによるとヤフーショッピングや楽天市場でも販売しているとのことなので、興味のある人は一度試してみてはどうだろう。塩っけのあるとんこつラーメンが好きなら刺さるかも!
参考リンク:味のマルタイ、楽天市場
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.