『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』出番カットのマット・スミス、実は『ジェダイの帰還』をちゃんと観たことがない
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」(2022-)のデイモン・ターガリエン役で知られるマット・スミスは、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)に出演予定だったが、残念ながら出番が全てカットされたというエピソードで。しかし、実は『スター・ウォーズ』シリーズをきちんと観たことがなかったそうだ。
2024年10月、ニューヨーク・コミコンに「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の共演者たちと登壇したスミスは、「観ていないことを認めるのが恥ずかしい映画は?」と質問され、メリル・ストリープ主演『ソフィーの選択』(1982)を挙げた。その後、少し気まずそうに「嫌われちゃうかな。『スター・ウォーズ』を通して観たことがないんだよね。『ジェダイの帰還』も最後まで観ていません。嫌わないで」と話し、客席をざわつかせた。
エピソード6にあたる『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』(1983)を「最後まで観ていない」ということは、途中までは観賞したということだろうか。いずれにしても、『スカイウォーカーの夜明け』に出演するはずだったスミスがシリーズを未履修だったとは意外だ。
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」より | HBO
スミスは『スカイウォーカーの夜明け』で重要な役を演じる予定で、若きパルパティーン、あるいは息子を演じるものと推測されていた。しかし、なんらかの理由で「出番となるはずの部分が取りやめに」なり、撮影や衣裳テストには参加せず、ごく数回のミーティングに参加しただけだったと後に語っている。役柄についても沈黙を守っており、今回も「演じるはずだった役を言ってもいいのでは?」と問われるも「ノー」と応じた。
なお、同時にステージに登壇したサー・クリストン・コール役のファビアン・フランケルは、「ここ数年間の(『スター・ウォーズ』の)映画をすべて観ているかはわからないけれど、アナキン(プリクエル3部作)とオリジナル版は全部観ています」と回答。エイゴン・ターガリエン役のトム・グリン=カーニーは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズをまったく観ていないそうで、これも観客を驚かせた。グリン=カーニーといえば、原作者J・R・R・トールキンの伝記映画『トールキン 旅のはじまり』(2019)にも出演しているのである。
ところで、『スター・ウォーズ』シリーズをまったく観たことがないセレブリティには、『スーサイド・スクワッド』(2016)『バービー』(2023)などのマーゴット・ロビーも名を連ねる。「こんなことを言うと殺されそうですけど、『スター・ウォーズ』を観たことがないんです。ひとつも観てません」と以前。
結局のところ、映画の趣味は人それぞれだ。『スター・ウォーズ』以外にも名作は数多くあるため、“誰もが知る名作”を観たことがないのも、ひとつの個性だと言えるのかもしれない?
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