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川崎市名誉文化大使 秋山和慶さんが死去 記念式典でも指揮

タウンニュース

市制100周年記念式典の記念演奏で指揮を執る秋山さん(川崎市提供)

東京交響楽団桂冠指揮者で、川崎市名誉文化大使の秋山和慶さんが1月26日、肺炎のため死去した。享年84。

2月1日から3日にはミューザ川崎(幸区)に一般向けの記帳台が設けられ、全国各地のオーケストラ関係者や教え子など約800人が足を運び、故人を偲んだ。

秋山さんは川崎市市民文化大使を務め、2007年に市文化賞を受賞。昨年7月の川崎市市制100周年記念式典では、総勢520人の市民合唱団・オーケストラによる記念演奏を指揮した。

国内外で活躍する一方、ミューザ川崎シンフォニーホールでは04年の開館以来、チーフ・ホールアドバイザーとして、市の文化芸術振興に貢献。昨年12月31日に同ホールで開かれたジルベスターコンサートが最後の公演となった。

市制100周年記念演奏でステージを共にした川崎市合唱連盟の事務局長・中山寛隆さんは「『この棒についてくれば大丈夫』といった雰囲気で、指針をタクトで示してくれた。大きな存在だった」と振り返った。

洗足学園音楽大学(高津区)では芸術監督と特別教授を務め、昨年10月の同大創立100周年記念音楽祭・記念式典では両日ともに指揮を執った。同大は「音楽の多様性に満ち溢れた集団が、秋山先生のタクトで見事に歩調を合わせて融合し、素晴らしい芸術空間となった。本学における多大な功績は数えきれない」と感謝した。

最後の公演を鑑賞した福田紀彦市長は「終演後、いつもの優しい笑顔で声をかけてもらったことは忘れられない」とコメントした。

ミューザに用意された記帳台

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