猫の『見た目が変わる』原因となりうるものとは?4つの要因をご紹介 成長や老化だけじゃなかった
1.成長・老化
子猫が成猫になるスピードは人と比べるととても早いです。生まれたての子猫は100gほどですが、1年後には3~4kgほどになり、見た目は大人の猫です。
そして、7歳ごろからシニア期に入り、筋力が落ちやせるなど変化が見られるようになります。猫の老化も人の老化と似ていて、白髪やシミがみられるようになります。
2.迷子
脱走してしまい、家に戻れなくなってしまった猫は見た目が変わってしまうことがあります。
自分の縄張りではないところでほかの猫に追われたり、けんかをしたりすることもあります。食べ物を見つけることに苦労することも。過酷な生活が原因でやせて顔つきがきつくなったり、ストレスから被毛の色が白っぽくなってしまったり変化することがあります。
今までの顔つきと変わりすぎて、飼い主さんがすぐに愛猫だと気づかないという事態も少なくありません。
3.保護され家猫になった
外で暮らしていた猫が保護され飼い猫になることでも見た目が大きく変わることがあります。
外で暮らす猫は自由に見えますが、食べられない日があったり、他の猫や野生動物から襲われる危険があったり、緊張しないときはありません。
そのため、外で暮らす猫の多くは鋭い目つきをしていることが多いです。しかし、保護され安全な室内で、食べ物に困ることもなく、やさしく接してもらえるようになると、表情が柔らかく変化します。
4.季節
猫の中には季節によって見た目が変わる子もいます。猫の毛の生え変わりは春と秋です。冬は寒さから体を守るため毛量が増え、長い毛が生えてふっくらもこもこになり、春になると冬毛が抜けてスッキリします。
くわえて、被毛が2層になっている猫は見た目の変化がわかりやすいです。しかし、室内で快適な温度で暮らしていると、はっきりとした毛の生え変わりがない場合もあります。
また、シャム柄の猫は寒い季節と暖かい季節で被毛の色が変わります。シャム柄は顔の中心、耳の先、足の先、しっぽの先の濃い色が特徴です。
この柄はサイアミーズ遺伝子によるもので、温度が低いと遺伝子が働き濃い色になります。生まれたばかりのシャムは温かいお腹の中にいたので真っ白な被毛です。生後2週間頃からシャム柄が出てくるそうです。
そして、冬が近づくと濃い色の部分がさらに濃くなったり、白っぽかった体が黒や茶色っぽくなったりします。シャムトラミックスと呼ばれる猫は虎柄が濃くなることがあります。
まとめ
猫は老化、環境、季節などで見た目が変わります。
人間と同じように年をとっていく中でみられる変化もありますが、置かれた環境で別の猫のようになってしまうことも。また、冬と夏、気温でも変化します。
愛猫の写真を見比べて、変化しているところを見つけてみてはいかがでしょう。