【習志野市】「LocaM(ローカム)」が目指す、地域活性のかたち あなたの地元の魅力は何ですか?
Local(地元)へWelcome(ようこそ)と言い合えるまちづくりを。20代ならではの視点で地元愛を育むLocaMの挑戦。若き指揮官を取材しました。
地元の良さ、面白さ 扉を開くSNS発信
日々を暮らすまちの魅力を、そこに住む人の手によって知る。再発見する。そして自分のまちをもっと好きになる…
大型商業施設やチェーン店の台頭によりまちの個性が失われゆく中、若者独自の視点でSNSを通じた魅力発信を行い、新しい地域活性化モデルの構築を目指すローカム。
懐かしさや愛着といった感情を呼び起こす「エモい」画像や動画は若年層を中心に人気を博し、フォロワー数を伸ばし続けています。
代表の長島裕樹さんは、習志野市出身・在住の24歳。
国際地域学を学び海外留学を経験した後、コロナ禍を機に国内に目を向け、生家を遠く離れたまちで地方創生や地域興しに携わります。
その中で、自身の地元である谷津の魅力を見つめ直し、2022年、谷津の情報発信に特化したSNS「谷津lab(ラボ)」の運営に着手。
後にローカム開設につながる活動の中で、SNSを通じた地域との関わり方に確かな手ごたえを感じたと振り返ります。
地域ジブンゴト化 きっかけ作りを担う
拠点がなくても「アイデア」さえあれば地域貢献ができる、そんな地域SNSと二本柱で打ち出すのは新感覚のご当地ボードゲーム「フォトマトペ」です。
市民から募ったまちのお気に入りの写真(フォト)と心の音(オノマトペ)を組み合わせて、習志野版ならではのゲームストーリーを考案。
クラウドファンディング成功により、3月に一般リリースの運びとなりました。
盤を囲んで地域の魅力に触れたのち、「リアルに」現地に赴くツアーも構想中だとか。
「SNSを入り口とした一連の流れを軸に、ローカムオリジナルの地域観光ビジネスを構築したい」と長島さん。
昨年開催された第23回ベンチャー・カップCHIBA発表会ではビジネスアイデア部門で奨励賞を受賞するなど「SNS×ボードゲーム」を起点とする地域振興アプローチは着実に歩みを進めています。
※問い合わせ
メール/locam.yn1129@gmail.com
Instagram/@locam_narashino