リレー便でティップラン・ジギング・タイラバに挑戦【三重】レア魚の大型ホウキハタが登場!
久しぶりにジギングを楽しみたくて、リレー便の乗合船に参戦しました。リレー便とは、複数のターゲットを狙う船釣りのことで、今回はティップランからスタートし、ジギング、最後にタイラバという流れ。複数の釣り方を楽しむために何本もの竿が必要ですが、多彩なターゲットを狙えるという楽しさに惹かれて行ってきました。
当日の状況とタックル
当日は風が強く、ドテラ流しには向いているものの、後半は潮が速くなり、着底が釣果の鍵となりました。
使用したタックル
ティップラン用タックルは6.5ftの専用ロッドに2500番台スピニングリール。ラインはPE0.8号にフロロ2.5号のリーダーを接続。エギはヤマシタのTRシンカー20~40gを装着した自作餌木を使用しました。
ジギング用のロッドは6.7ftジギングロッドで感度を最重視した硬めのものを用意。ベイトリールにPE2号を巻き、ジグは100~200gまで準備して青物や根魚を狙います。
タイラバはバスロッドを流用。カウンター付きベイトリールにPE0.8号を巻き、80~200gまでのタイラバを準備しました。マダイだけでなくアマダイも狙います。
ティップランからスタート
最初のポイントは15分程走った水深30m前後のティップランポイント。パープルハートの木で作った紫色のエギから試しましたが反応なし。茶色の「ウォールナット」に替えるとコツコツとサバフグらしいアタリはあるものの、掛かりませんでした。その後、根魚らしいアタリもありヒットしましたが途中でバラし。同船者は市販エギの金テープや赤テープでアオリイカを釣り上げており、自作餌木では出せないカラーがアタリカラーでした。
ジギングでシオをキャッチ!
8時30分になりジギングポイントへ移動。水深60m前後の砂地とシモリが混在するエリアで、まずはダイワのTGベイト120g(カラー:フラッシュリアルアカキンマイワシ)を使用します。最初に釣れたのはかわいいアヤメカサゴ。
砂地のため、ハイピッチジャークで底から20mと宙層まで探り、底までフォールを繰り返しているとガツンと大きなアタリ。40cmオーバーのシオ(カンパチ)が釣れました。しかし青物は単発で終わり、他の釣り人もタイラバに切り替えてホウボウを釣るのみでした。
岩礁帯ポイントへ移動
10時過ぎになり大きくポイント移動。水深60~80mの起伏が激しいエリアで、ここはマハタやホウキハタを以前に釣った場所です。根魚狙いで釣りを開始しますが、しばらくすると風と潮が速くなり船も大きく流されるので、150gのジグでは着底時に120m以上ラインが出る状況。
同船者さんはジギングでは狙いにくいからと、タイラバに替えてオオモンハタをGETしています。
私はTGベイトの180gに変更して着底重視で誘います。スローピッチジャークで丁寧に底を探り、岩に当たった瞬間に跳ねさせてフォールを繰り返しているとガツンと良いアタリ。上がってきたのは55cmオーバーのホウキハタで、釣りたかったターゲットです。
続けて40cmオーバーのアオハタも釣り上げました。このエリアでは感度重視の硬めのロッドが活躍し、根掛かりを恐れずに攻められました。
最後はタイラバ
12時前になり砂地メインのポイントへ移動。ここが最後のポイントでタイラバで鯛やアマダイを狙います。ダイワのTGヘッド150g(カラー:紅牙レッド、桜グロー)を試しましたがアタリが少なく苦戦。同船者も別の色で探りますがアタリがありません。最終的には船中でも小さなガシラやオオモンハタが釣れただけで、本命のマダイやアマダイは釣れませんでした。
釣り終了&振り返り
ティップランとタイラバは厳しい結果でしたが、メインのジギングでホウキハタを釣り上げたのは大きな収穫でした。特に、ジグの着底や岩に当たるのが分かる感度の高いロッドを使ったことがが釣果に繋がった要因です。
帰宅後、ホウキハタは鍋料理にすると家族にも大好評。上品な甘さと柔らかな身が、子供にも大受けでした。この冬は根魚ジギングの可能性をさらに探ってみたいと思います。
<田村昭人/TSURINEWSライター>