小田原白梅ライオンズ 命をつなぐ大切さ知って 小田原高で骨髄移植講話〈小田原市・箱根町・湯河原町・真鶴町〉
小田原白梅ライオンズクラブ(秋山隆一郎会長)が1月16日、小田原高校で生徒に骨髄バンクのドナー登録等を呼び掛ける「骨髄移植に関するセミナー」を実施した。クラブによる小田原高校での同セミナーは2020年以来3年ぶり。
この日は1年生約320人が参加。神奈川骨髄移植を考える会の村上忠雄会長による講話では血液の難病に対する骨髄移植について、若い世代のドナー登録減少傾向が課題となっていることなどが語られた。
その後、実際の骨髄提供者で大学生の中根悠貴さん、大学時代に骨髄移植を経験した池谷有紗さんがそれぞれの経験を語った。急性リンパ性白血病を克服した池谷さんは「髄液を頂いた九州の20代の方や家族、医師の方々など多くの人の思いで生きるチャンスを頂いた」と力強く語った。
同校の岩澤和弥教諭は「生徒が骨髄バンクに登録できる年代になったんだと感じてもらい、より身近なこととして感じてもらえたら」と話した。