イカが好きすぎる「てんやの店舗スタッフ」が開発した『いか旨天丼』を食べてみた結果 → 残酷な事実が判明してしまう
みなさんは「てんや」の社内で開催されている「俺と私の天丼コンテスト」をご存じだろうか? 同コンテストは店舗スタッフが発案する天丼の中から優秀作品を商品化するプロジェクトで、今年で第4回目を迎えた。
105品がエントリーされた中、見事金賞に選ばれたのがイカを愛し、イカに愛されたとしか思えない店舗スタッフたちが考案した『いか旨天丼』である。おそらくこんなイカイカしい天丼は2度と現れないことだろう。
・イカ尽くし
第4回「俺と私の天丼コンテスト」の金賞に輝いた『いか旨天丼』を考案、開発したのは広島県の福山曙店のスタッフたち。「いかがスター選手」をコンセプトに、イカ好きのためのいか天丼を開発したという。
イカ自体がそれほど主張が強い食材ではないため「悪戦苦闘した」とのことだが、様々な部位を何度も試作し『いか旨天丼』の完成にこぎつけたとのことである。
『いか旨天丼』は現在、一部店舗を除く全国のてんやで発売中。価格は920円で、2024年10月13日(日)までの発売予定。また全店合計1万2000食の限定販売とのことだ。
・ご対面
さて、嫌いな人はいないけれど逆に超好きな人もそういない「イカの天ぷら」を主役に据えた『いか旨天丼』の正体とは? この機会を逃したら2度と食べられなさそうなので、ひとっ走りてんやへと向かった。
なお、理由はよくわからないが『いか旨天丼』を扱っていない店舗がやけに多かったことを記述しておく。私は4店舗目でようやく『いか旨天丼』を発見した次第だ。んで、目の前に現れた『いか旨天丼』はというと……
いかの天ぷら × 2!
いかげそ!
いかのかき揚げ!
ひらさやいんげん!
最後にイカの塩辛をドーーーン!!
イカだけにいかがだろうか? かつてここまでイカ尽くしの天丼があっただろうか? 特に「イカの塩辛」に関しては、どうしても “やぶれかぶれ感” が否めない。
・食べてみた
ただし、実際に食べた感想は率直に「かなり工夫している」と感じた。特に感心したのは食感の豊かさで「いかの天ぷら」「いかげそ」「いかのかき揚げ」は、どれも食感が大きく違った。
イカの天ぷらはソフトな口当たりで、いかげそはコリッコリ。かき揚げのイカはサイコロ型にカットされており、シコシコとした歯触りだ。全てイカなのにバラエティ豊かな食感が楽しめる。
・残酷な事実
またお飾りかと思われていたイカの塩辛が結局は1番ウマい! 単体では各種天ぷらももちろん美味しいが、ご飯とのコンビネーションだとイカの塩辛には1歩劣る。やや残酷だが1番美味しく感じたのは「イカの塩辛」であった。
イカ愛を貫き通した『いか旨天丼』は「あれば毎回食べる!」とまではいかないものの、食べればきっちり美味しい天丼である。「自分も負けないくらいイカが好き!」という方は1度召し上がってみてはいかがだろうか?
参考リンク:天丼てんや
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.