「なんか…すみません…」看護師にきつく言う実母の様子を目の当たりにして #頑張り過ぎない介護 201
一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
今日はデイケアに行くと義母が言うため、まる子さんは支度を手伝い、迎えに来てくれた施設の方にあいさつをして荷物を渡していました。すると、義母が後ろから「まる子さん!」と呼んできました。どうやら、義母は先に車に乗り込むつもりだったらしく、すぐに車まで手を引くようにまる子さんに指示。まる子さんは、仕方なく片手に荷物を持ちながら義母を車まで連れて行ったのですが、そのとき一瞬だけ義母がバランスを崩してよろけてしまい、義母から「あなた失格」と厳しい言葉をかけられる結果に……。それを聞いたまる子さんは「もう失格でいいから、次からは頼まないで」と思ってしまうのでした。
口調がきつい実母
ある日、まる子さんのもとに実母から電話がありました。実母は、兄弟の家に集まった帰りに転倒し、骨折してしまったようで、今は絶対安静で入院中とのこと。何もできない自分がみじめだと愚痴る実母の言葉を聞きながら、すぐにでも飛んでいきたいのに、仕事や義母のことを考えるとそうもいかない自分に、今できることは何だろう……? と考え込んでしまったまる子さんでした。
この日、冬至に合わせて実家から柚子が届き、家族は浮かれています。しかし私は、入院生活を送る実母のことを考えると切なくなります。
この柚子を送った後、風にあおられて転倒し、骨折した実母……。
入院中はできるだけ家にあるもので対応していたようですが、着替えを手伝ってくれる看護師さんに負担をかけないよう、前開きの肌着と紙おむつの購入を頼まれました。
早速買い出しに行き、荷物を送ったことを伝えるために電話をすると……。どうやら看護師さんに体を拭いてもらっている最中のようでした。
電話口から、実母がきつい口調で看護師さんに話しかけている声が聞こえ……。
看護師さんもうまく対応してくれているのは伝わってきましたが……。
実母に悪気がないのはわかっているものの、なんとなく申し訳ない気持ちになってしまいました……。
冬至に合わせて実家から送られてきた柚子に、家族が浮かれていました。しかし私は、実母がこの柚子をわが家に送った後に骨折し、クリスマスや正月を病院で過ごすことになってしまったんだ……と思うと、切ない気持ちになってしまいます。
入院中、実母はなるべく経費を抑えるため、家にあるもので対応していたのですが、着替えさせてくれる看護師さんに迷惑をかけないよう、前開きの肌着や紙おむつを買ってほしいという連絡がきました。こういう買い物を父(男性)にするのは難しいという気持ちは理解できるので、他にも使えそうなものを私なりに買いそろえて実家に送りました。
荷物を送ったことを母に伝えようと電話をすると、ちょうど看護師さんに体を拭いてもらっているところだったようで「ちょっと! 痛いんだけど。爪、当たってるんじゃない?」ときつい口調で看護師さんに言っている実母の声が聞こえてきて、看護師さんに申し訳ない気持ちに……。口調はきつくても、実母に悪気はないんですけどね。こんな実母に育てられたから、義母のわかりにくい口調にイライラするのかもしれません。
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離れて暮らしている自分にできることは……? と考えていたまる子さんでしたが、頼んでいたものだけではなく今後使えそうなものを買い出してくれて、実母はありがたいと思ってくれたはず。そして、実父への気づかいも忘れないまる子さん。家族を思う気持ちが伝わってきます。
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