【倉敷市】【7/20(日)開催】倉敷市芸文館「カプラブロックであそぼう」~ 魔法の板「カプラ」で大好きなものをつくろう
「カプラ」というブロックを知っていますか。
同じサイズの薄い木の板を重ねていろいろなものに見立てる「見立て遊び」です。倉敷市内の児童館には置いてあるそうですから、遊んだことがあるかもしれません。
倉敷市芸文館では「カプラブロックであそぼう!」というイベントを、参加費無料で年5~6回開催しています。
毎回、テーマを変えておこなわれており、次回は2025年7月20日(日)に「みんなの『大好き』をつくろう」というテーマで開催予定です。
どのようなイベントなのか知るために、6月15日(土)に倉敷市芸文館アイシアターで開催された「カプラブロックであそぼう! ~ おうちをつくろう ~」に参加してみました。
当日のようすと次回のイベントについて紹介します。
「カプラブロックであそぼう!」とは?
「カプラブロックであそぼう!」は、倉敷市芸文館の自主事業としておこなわれているイベントで、次回でなんと88回目を迎えます。
87回目となった今回(2025年6月15日(土)開催)のテーマは「おうちをつくろう」です。
会場には大量のカプラが用意されていました。木箱には約1,000枚のカプラが入っているそうですから、合計15,000枚くらいでしょうか。これだけのカプラを自由に使える場所は珍しいでしょう。
まず、公認インストラクターの日野定幸(ひの さだゆき)さんが、カプラを手に組み立てかたを基礎から説明してくれます。
日野さんが見本の家を作り「何に見える?」と聞くと、子どもたちは「お城!」「ホテルみたい!」と元気に答えていました。
日野さんは続いて、以下のように語りかけました。
「作っている途中で、お友達がうっかり壊してしまうかもしれません。でも、泣いたり怒ったりせず『いいよ』って言ってあげてください。壊した人は『ごめんなさい』って謝りましょう」
楽しく遊ぶための約束をしてもらいます。造形だけでなく情操教育にも役立ちそうです。
家族や友達と協力して制作
説明を聞いたら、グループごとにカプラを持って分かれます。
今回は家族連れが多く参加していましたが、小学生以上は友達同士や一人での参加も可能です。
ペンション風の建物や高層マンションなど、いろいろな家を作っていきます。
スタッフの皆さんはなにやら巨大な建造物に挑戦しているようす。何ができるのでしょう?
スタッフの皆さんが作った巨大建造物は「かまくら」でした。子どもや大人も入れるので、人気の撮影スポットになっていました。
完成したらお披露目してお片付け
みんなが出来上がったらお披露目会。完成作品を見ていきます。
スタッフのかたが「何を作りましたか?」とたずねると、子どもたちは誇らしげに「おうち!」「ホテル!」などと答えていました。
発表が終わったら作品を崩し、箱に片づけて終了です。作っては崩し、また作る。カプラからいろいろなことを学べそうです。
「カプラ」に触れて遊んでみよう
最初は「薄い板を積み重ねるだけで、本当に何か作れるんだろうか?」と心配でしたが、次々に子どもたちが家族と協力して、大きな建物を作り上げていくのを見て驚きました。
イベントが終わり、子どもたちが口々に「楽しかった!」「おもしろかった!」と言って笑顔で帰っていく姿が印象的でした。
「カプラは実際に遊んでみて、初めて楽しさがわかるんです」と語る日野さんは、県外のイベントにも出張するなど、30年以上、カプラの普及に尽力してきたそうです。
「コロナ以降、イベントの参加者が減ってしまいましたが、ぜひ、もっとたくさんの人に実際に触れていろいろ作ってみてほしいですね」と話していました。
次回の「カプラであそぼう!~みんなの『大好き』をつくろう ~」は、夏休みの初日の7月20日(日)に以下の予定で開催されます。
・午前の部:午前10時~11時30分
・午後の部:午後1時30分~3時
参加費無料で予約不要。
小学生はお友達同士での参加もOKです。
エアコンが効いた屋内での共同作業で、家族や友達同士のきずなを深めてみませんか。