駒ヶ岳山頂 展望広場がリニューアル 「存分に景色を楽しんで」
(株)西武リアルティソリューションズ(東京都豊島区)が4月25日(金)、箱根駒ヶ岳山頂の展望広場を「芦ノソラ」としてリニューアルオープンする。フォトスポットの充実やロープウェー駅舎での飲食販売で、山頂の滞在時間を伸ばそうという取り組みだ。
箱根駒ヶ岳は標高1356mで、山頂からは360度、箱根外輪山などの山々を見渡すことができる。今回のリニューアルでは、芦ノ湖を見下ろす南西側に長さ12mの突き出しデッキを、富士山がたたずむ北西側には高さ2・5mの巨大フレーム「富士ノガク」を、相模湾を望む南東側にはネットベンチ「海ノニワ」が設置。また、山頂駅舎内を改装して、ビールやドーナツなどの飲食販売を新たに始める。
このほか、ゴンドラの外観リニューアルや、展望デッキを階段状にして多くの人が景色を楽しめるようにするなど、大規模な改修を施した。担当者は、「展望エリアが整備された場所としては、ここが箱根で一番高い。突き出しデッキでは、浮遊感や独り占め感を味わっていただけるのでは。この絶景を多くの方に存分に楽しんでいただきたい」と話している。
箱根駒ヶ岳山頂へは、箱根園(元箱根139)から出発するロープウェーで片道約7分で登ることができるほか、昨年7月に約9年ぶりに開放された「防ヶ沢〜駒ヶ岳ハイキングコース」からもアクセスできる。(問)箱根園【電話】0460・83・1151