トイレの給水管が盗難 区内で被害相次ぐ
緑区内の公園トイレと公衆トイレで、大便器の給水管等の金属部品が盗難に遭う事案が頻発した。管轄する緑土木事務所と資源循環局は、2月20日に緑警察署に被害届を提出している。
被害があったのは上山町公園トイレ(上山町)と中山駅北第一公園トイレ(中山)、中山駅北口公衆トイレ(同)の3カ所。被害の判明状況からの想定で、上山町公園は2月10日から11日、中山駅北第一公園は2月19日、中山駅北口公衆トイレは2月20日に発生したとみられる。いずれも大便器につながる金属製の給水管が盗まれた。被害金額は約22万円。
緑土木事務所によれば、盗難事案の判明後、管理している公園トイレの状況を確認したところ、他に盗難被害はなかったという。また資源循環局も管理する緑区内の他2カ所の公衆トイレの状況を確認したが、異常はなかったという。
上山町公園トイレは2月21日時点で再設置が完了し、すでに開放されている。中山駅北第一公園と中山駅北口公衆トイレについては、材料が入り次第、修理して開放していくとしている。
緑土木事務所の職員は「公園トイレの金属部品が盗まれたのは初めて。非常に困惑している」と話し、資源循環局でも「大事なトイレが使えないと地域の皆さんに迷惑をかけてしまう。今後、このような事案が起きないよう切に願っている」と話している。