市技能職団体連絡協議会 職人が中学生に授業
藤沢市技能職団体連絡協議会の職人が6日、明治中学校1学年の生徒に向け、体験型の授業を行った。
講師を務めたのは、同団体に所属する左官、和菓子、建設、表具、洋菓子の5業種。講師のうち、内装・表具師の丸山一朗さんと洋菓子製造の渡部昭さんは藤沢マイスターに認定されている。
生徒らは希望した業種で、うちわ作りや木を削るパズル、練り切り作りを体験した。洋菓子作りでホールケーキを作成した生徒は、「クリームの混ぜ方でスポンジの塗りやすさが変わり難しかった」とし「甘すぎず美味しい。何個でも食べられる」と笑顔を見せた。今回の事業を取り仕切り、自身は左官業として授業を行った同団体副会長の柴田勝義さんは、実施の理由として昨今の後継者不足などの課題を挙げた。「まずは職人の仕事を知ってもらうことが重要」とし、「さまざまな質問が出て、興味を持ってくれたと思う。いずれこの授業を思い出してくれれば」と語った。