意外と台風に対して豪胆だった我が家の猫たち【猫エッセイ】交通事故にあった猫を拾いました
こんにちは。3匹の猫と1頭の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
ある日、交通事故にあった猫(凶暴)を迎え、一緒に暮らすことになりました。
一時期は安楽死とまで言われた猫様でしたが、気合と根性で見事に復活。
しかし後遺症が残り、野良猫として生きていくことができなくなった、たまちゃん。
そんな猫様をサポートをしていきたい人間と、人の手なんか借りたくない猫様のお話です。
大型台風…みなさんのお家は大丈夫でしたか?
今年の夏の大型台風、みなさんのお家は大丈夫でしたか?
我が家は強風強雨の中、ほぼ丸一日停電生活でした。
人間はある程度備えていたのですが、こういう場合、気になるのはやはり我が家の猫たち。
言葉が伝わらないので状況を説明できるわけもなく、台風が過ぎ去るまできっとすごいストレスがかかるのではと心配していましたが…
台風の中、普段通りに過ごす我が家の強者たち
こちらの心配を良い意味で裏切ってくれた我が家の猫たち!
いやぁ、安心しました。
むしろ、いつ終わるかわからない停電に恐怖していたのは人間だけでした(笑)
いつも暗闇の中でも大運動会をする猫たち。外は荒れているとはいえ、暗さにはさすがに慣れているようです。
「何をそんなに慌てているの?」
と呆れた声が猫たちから聞こえてきそうです。
台風が来ようが停電になろうが、普段と変わらずどっしりと構える姿に、なんだかこちらの不安も消えてしまいそうです。
その中でも一際目立った行動をとっていたのが、もちろんたまちゃん。
荒れ狂う下界を見下ろす強者
他の猫たちはくつろぐ中、たまちゃんは2階にある雨戸のない小窓から荒れ狂う外を観察しておりました…。
結構風も強いし、ガタガタと強風の音もすごかったのに。怖くないの?
万が一何かあっては…と、ダンボールで塞いでみたり色々対応したのですが、やる気を見せているたまちゃんの前では無力。
しかも、目がらんらんとしていて、なんだか気持ち楽しそうなご様子のたまちゃん。
目の前を飛んでいく木の葉や、窓に流れる雨粒を、必死に目で追っています。
野良猫時代もこうして台風に立ち向かっていたのかな?
真剣に外を眺める後ろ姿に、台風が来るとワクワクしていた子供の頃を思い出したおかーさんなのでした。
たまちゃん本日の一言
手足のブラーんがええねんで。
俺より長く生きてるくせに、ようやく気づいたんか
tamtam プロフィール
動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111