60代母と無職の子の【家計診断】保険に未加入です。今の家計で入れるものはありますか?【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな家計簿を大公開。家計簿の収入と支出の内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【親子2人家庭】
【リアル家計簿】60代・30代、親子2人家庭の場合
家族構成
本人……63歳(公務員再任用)
子……34歳(無職)
【相談内容】保険に入っていません。掛け金が安くておすすめの保険はありますか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
節約しながら安心も!最低限の保険で家計を守る方法
GOODポイント
質問者さんの家計は、支出を抑えつつ収入の範囲内で生活できる優良設計になっています。
特別費として2万円の法事費用を支出しても貯蓄ができているのは、とても良い状況ですね。
気になる支出項目をチェック
節約できていて家計管理は優秀ですが、交際費4,000円・娯楽費3,000円は少し抑えすぎかもしれません。
お金のかからない趣味でリフレッシュできていれば問題ありませんが、もしストレスを感じているようであれば適度に息抜きのための支出を増やすのもおすすめです。
必要な保険の選び方
火災保険
自宅が火災や自然災害で被害を受けた際の備えとして、火災保険は必須です。
火災以外も「うっかり壁のクロスを破いてしまった」「物を落として洗面台が割れてしまった」などでも保障が効くケースがありますよ。
掛け捨ての死亡保険
質問者さんに万が一のことがあったとき、現在休職中のお子さんの生活を支えるために死亡保険を検討しましょう。
掛け捨て型の保険なら、必要な保障額を確保しつつ負担を抑えることができます。
もし今後、車を所有することになれば、上記2つにプラスして、対人対物無制限の損害保険を掛けるとよいでしょう。
まとめ
・質問者さんの家計は、支出を抑えつつ収入の範囲内で生活できる優良家計です。
・交際費、娯楽費の額がかなり控えめです。もしストレスを感じているようであれば、適度に息抜きのための支出を増やすのもおすすめ。
・おすすめの保険は、火災保険と、掛け捨ての死亡保険。車を所有する場合は対人対物無制限の損害保険も検討してください。