エギングロッド流用のライトロック釣行でアコウとアオハタ【京都府】サイズは小型中心
夕マヅメまでは釣りができない日中に、ライトロックフィッシュを楽しんできました。この時期の日本海ではアコウやアオハタが近場に現れるので、軽量のシンカーにワームを使うお手軽な釣りが楽しめます。家族でのお出かけついでに立ち寄った漁港で、短時間でも釣りがしたい方にはピッタリです。今回はアコウがどのくらい入ってきているのかも含めた調査も兼ねての釣行しました。
短時間のライトロックフィッシュゲーム
風もほとんどなく、投げやすい天候。晴れているので暑かったですが、2時間ほどの根魚調査にはちょうど良い感じ。イカシーズンには人が多い漁港も、暑い夏の日中は釣り人も少ない状況でした。
使用したタックル
私が使用したのはエギングタックルです。ロッドもリールもラインもすべてエギング仕様でOK。使用するワームはクロー系ワームで、ルーディーズのハタ喰い蝦3インチ。カラーはオレンジシュリンプとクリアホロの2色を1パックずつ持ってきました。
ワームも何種類もあるので迷いますが、日中狙いにはクリア系が強いためクリアホロを選び、ちょっとアピールが増す甲殻類に近いカラーのオレンジシュリンプを選択。この2色があれば反応が出るはずです。ワームに5gのタングステンバレットシンカーを使ったテキサスリグで狙います。
15時漁港に到着
まず足元を見てみると、ベイトはほとんどいないクリアな海。予想通りベイトのいない時間帯なので、クロー系ワームで探ることにします。
地磯なら潮通しの良い場所を選んでベイトを食べている大きめのサイズを狙えますが、今回は足場も良い漁港でのお手軽ライトロックフィッシュゲーム。遠投すると砂地で藻もない状態ですが、手前にくるに従って岩や沈みテトラがあるポイントなので、それほど遠くに投げずに障害物があるエリアを狙います。
5gという軽いシンカーは根掛かりもしにくいので、このエリアを狙うには安心です。
アオハタをキャッチ
まずは水がきれいなのでワームはクリアホロを選択し、漁港の内側を狙ってみます。キャストして着底からのボトムから軽くシャクリ、カーブフォールで着底を繰り返すと早速アタリが。可愛いサイズのアオハタでした。
沈みテトラや岩周りを狙うと追加するも、やはり同じサイズ。ここからサイズアップを狙うのとアコウを探るために外向きにポイントを変更。するとボトムでコツコツと当たるも掛からない。このアタリはフグっぽい、回収したらやはりワームがボロボロに(笑)。
カラーを変えるとアコウが釣れ始める
クリアホロではフグに先にやられるのでオレンジシュリンプにカラーを交換。フグがよくかじってくる場合は、カラーチェンジしてフグよりも根魚が反応するカラーを探すことでワームの消費も抑えられます。
するとカラーチェンジ後の1投目からフグとは違うコンコンっとアタリが。可愛いサイズですが初アコウをゲット。ここから外向きを浅場から深場まで歩きながら探る釣りを開始します。
狙い方はボトムを意識して、底をメインにシャクリからのカーブフォール、着底間近でのスイミングを混ぜて根魚にアピール。この狙い方は岩や底の形状が分かりやすく、根掛かり回避がしやすいです。
また、フォール中やスイミング時のアタリも分かりやすいのでおすすめ。オレンジシュリンプに替えてからフグのアタリも無く、ストレスなくアコウを狙えましたが、追加できたのは同じサイズのものばかりでした。
深場からのカケアガリを狙うとカンっと良いアタリが。25cmほどのアコウが上がってきましたが、その後釣れるのは可愛いサイズばかり。ここで17時が近づき、タイムアップとなり納竿しました。
ライトロック釣りのススメ
15時から17時の2時間でしたが、久しぶりの漁港でのライトロックを楽しみました。この暑い真夏の日中は、お手軽な場所でのターゲットと遊ぶのも良い季節です。
今回は時間的に無理でしたが、17時以降の日没までの夕マヅメや夜中からの朝マヅメがサイズアップするチャンスタイムなので、ゆっくり過ごせる方には朝マヅメに釣り、日中は近くの海岸で海水浴、夕マヅメにまた釣りをする一日満喫のシーズンでもありますので、ぜひ狙ってみてください。
ルアーもたくさん持ってこなくても、ちょっと車に忍ばせておく程度で楽しめるのもこの釣りの良いところ。また家族と夏休みを過ごしながら、ちょこっと釣りをするのも可能なので、家族サービスと趣味の釣りを一緒に楽しめます。
今回はクロー系ワームで狙いましたが、今の時期だとマヅメの時間帯に豆アジの回遊があるため、シャッド系が良い釣り場もあるかと思います。マイフィールドでいろいろ試してみると面白いですよ。
<田村昭人/TSURINEWSライター>