「おしりから腸が出ていない!?」デイケアからの報告に淡い期待をした日 #頑張り過ぎない介護 163
一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
義母が使うトイレは、ウォシュレットの設定がすべてMAXになっています。まる子さんが何度直しても、気付いたときにはMAXに戻っているので、それが義母の好みなのだと諦めてそのままにしていました。するとある日、トイレから出てきた義母が「便座もウォシュレットも温かくならない」と言いだします。まる子さんが、確認をするためにすぐにトイレに行くと、便座は熱々で水温も水圧もお好み通りのMAX設定のまま……。特に不具合はないと義母に報告しますが、それでも「まる子さんが掃除をしてから変わった」と言われてしまい、まる子さんはウンザリです。
症状がない…!?
デイケアに行く日は、いつもお迎えの時間より15分も前にフル装備で玄関先にスタンバイする義母。待つ側は時間の流れが遅く感じるのか、5分もすると「遅い! いつまで待たせるのかしら」とイライラし始めます……。そして、まだお迎えの時間になっていないのに「どこの家も準備をモタモタしているから時間がズレる」と文句タラタラ。しかし、いざお迎えが来るとウソのように穏やかになり、お決まりの『しっかり者アピール』も健在。でも、そうやってしゃべっていると、送迎の予定時刻を遅らせる張本人になるのでは……? と、まる子さんは思ってしまうのでした。
ある日。デイケアの連絡帳を見ていると、そこには「直腸脱症状がなかった」という報告が……!
※直腸脱:肛門から腸が飛び出してしまう病気
早速、義母に確認してみます。
私がいない間、義姉が処置をしてくれたのかもと思い、合わせて確認。
義母からの返事は「してもらっていない」とのこと。
でも、義母的には症状があったと自覚しているようです……。真相はいかに?
もし症状が改善しているなら、それは紛れもなくリハビリの効果。このままデイケアに通っていれば、いつか治るのかも!? と、淡い期待をしていました。
デイケアに行った日の義母の様子は、担当者から連絡帳を通して知らせてもらっています。ある日、連絡帳を確認していると、そこには「入浴後の直腸脱症状がなかった」という報告が。しかし、義母に確認してみると腸が出ていた自覚はある様子。肛門科の医師には、もう手術するか放置するかの二択しかないと言われていて、手術しないなら他人に入れてもらうしかないけれど、入れてもすぐに出てくると言われています。腸が自力で戻れる長さでもないはずです……。
そもそも直腸脱は、肛門周囲筋の低下が原因とされる病気なので、ポジティブに考えるならばリハビリの効果で肛門周囲筋が鍛えられたのかもしれません。でも、ネガティブに考えるならば、直腸にむくみや乾燥があって体内で引っかかって出てきていないのか……。
私にはどちらかわかりませんが、もし肛門周囲筋が鍛えられて出にくくなってきているのであれば、リハビリの効果が出ている証拠。つまり、今後もデイケアに通い続ければ直腸脱が治るかも……! と、淡い期待をしてしまいます。
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医師からもう手術か放置しかないと言われていた義母の直腸脱ですが、もしリハビリの効果で症状の改善が見られているのならばうれしいですね。これがきっかけで、義母のデイケアに対する考え方が変わって、もっと積極的に通うようになってくれることを期待したいですね……!
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