Liberaware、マップフォーとの設備全域デジタル化プロジェクトの進捗報告。設備点検の効率化と精度向上を実現
株式会社Liberawareとマップフォーは、3次元地図と環境認識技術を活用し、設備点検・管理のデジタル化に取り組んでいる。業務提携から1年が経過し、多岐にわたるビジネス拡大の可能性を追求しながら、空間知能ソリューションの発展に注力している。
株式会社Liberawareは、3次元地図、環境認識技術を中心とした空間知能ソリューションを提供する株式会社マップフォーと、狭小空間から広域空間に至るまで設備全域の点検・管理をデジタル化する取り組みを進めており、これにより多岐にわたるビジネスの拡大可能性を追求している。今回、業務提携から1年となり、取り組みの進捗状況と今後の方向性について報告がされた。
提携開始からの進捗
設備デジタル化プロジェクトの進展
狭小空間や広域空間における設備点検の効率化と精度向上を実現した。屋内点検用ドローン「IBIS2」と移動式の3次元データ計測システム「SEAMS」を組み合わせたソリューションを提供することで、より正確で効率的なデジタル管理を可能にしている。
様々な分野・業種での活用事例
プラント、インフラ、建設現場など多岐にわたる分野で実際の運用事例を構築し、業務提携から約1年が経過した現時点で前事業年度比+88%の売上を達成している。
技術の実用化
「IBIS2」と「SEAMS」のそれぞれの得意分野を活かし、組み合わせて統合的に運用することで、設備管理の現場において高い実用性を確認している。
営業連携やソリューション開発等
連携強化
マップフォーとより緊密な協力体制を構築し、プロジェクトの推進を加速している。営業連携やソリューション開発を強化し、効率的なサービス提供を実現している。
サービス拡大
鉄道関連設備から始まり、発電所や工場に至るまで点検対象設備が拡大しており、新市場への展開に向けた体制強化を実施し、より多くの分野での導入を進めている。
今後の展望
さらなる市場開拓
国内外のインフラや産業施設に向けたソリューション提供を強化し、あらゆる空間のデジタル化に向けた活用を進めることを目指す。
技術開発
より高度なAI解析機能や3次元データ計測・作成技術の研究・技術導入を進め、次世代の設備管理ソリューションを提供していく。
DX推進支援
提携企業との協力を通じて、設備管理のデジタル化を促進し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指す。
今後も「IBIS2」と「SEAMS」を活用したサービスの提供のみならず、マップフォーとの連携を深め、技術革新と市場ニーズに対応したサービスを提供し、当社のミッションである「誰もが安全な社会を作る」ことの実現に向けて邁進していく。
Liberawareは、この取り組みを成長戦略に沿った既存サービスの適用範囲の拡充に係る取り組みの一環として位置づけており、インフラ・プラント現場のDXを進めるため、ドローンやロボットといったハードウェアに加え、ソフトウェアに係るDXソリューションも広く展開していく方針。なお、現時点では本件が同社業績に与える具体的な影響を算出することは困難だとしながらも、重要な影響が見込まれる場合には速やかに開示するとしている。
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