保土ケ谷警察署管内 二輪車事故が増加傾向 「秋の全国交通安全運動」を実施中
保土ケ谷区内で交通事故が後を絶たない。保土ケ谷警察署によると、今年1月から8月中旬までに区内で発生した交通事故は246件。昨年同時期から30件増加した。
特に二輪車が関係する交通事故が最も多く、全体の33・8%を占める。区内では国道1号線や環状2号線などの幹線道路を抱え、山坂が多い特性もありバイクを移動手段とする人が多い。そのため、二輪車事故の増加が長年の課題だという。
同署は「車両同士の追突、交差点での右折×直進の事故、歩行者横断中の事故などが多く発生している。無理なすり抜けや速度の出し過ぎが事故の原因になる。ゆとりある運転をしていただきたい」と警鐘を鳴らす。
二輪車事故削減のためにできることは何か―。青信号で交差点を通過する際の対向車やスピードの出し過ぎには注意が必要で、心と時間にゆとりを持った運転が大切。また、ヘルメット着用の際にはあごひもを確実に締め、プロテクターとエアバック付きジャケットを着用することで万が一、事故に遭った際に体へのダメージを軽減できる。
歩行者は事故に遭わないよう、夜間などの時間帯に明るい服装や反射材を身に付けて自分の存在を周囲に知らせることが大切。地域が一体となり事故防止に努めたい。