春の訪れ告げる「跳ね馬」妙高山に姿現す 妙高、上越市からは桜との競演も
新潟県上越地方に春耕を告げる雪形の「跳ね馬」が、妙高山の外輪山である神奈山に現れている。妙高市五日市の「はねうま大橋」や、上越市中郷区江口の松ヶ峯池近くでは、桜との競演が楽しめるとあって、暖かな陽気の2025年4月18日には、朝から多くの人が訪れた。
《画像:はねうま大橋からの跳ね馬と桜(18日午前11時頃)》
前脚を跳ね上げて駆け出そうとする姿で親しまれ、えちごトキめき鉄道の路線名「妙高はねうまライン」など、地域のさまざまな呼称にも使われている。農作業を始める目安とされていて、例年4月中旬からゴールデンウィークにかけてくっきりと見えるようになる。
《画像:矢代川堤防沿いのシダレザクラ(左)とソメイヨシノは散り始め》
はねうま大橋近くでは、矢代川堤防沿いのソメイヨシノとシダレザクラ、松ヶ峯池では見頃の桜のほか、風がなければ水面に映る“逆さ妙高”も見られるとあって、散策を楽しむ人や撮影をするカメラマンなどから人気だ。
《画像:松ヶ峯池から見る妙高山と桜(18日午前10時頃)》
上越市板倉区から夫と2人ではねうま大橋に訪れた70代女性は「妙高山の青と白、桜のピンク、木々の緑とコントラストが奇麗。額縁に入れる風景のようで、これを見るために冬を耐えられる」とほほ笑んでいた。
《画像:松ヶ峯では桜が見頃を迎えている》
はねうま大橋
松ヶ峯池