戦争と平和を考える機会に 原爆の実相を伝える絵などを展示した「2024原爆展」が東広島市内各所で開催
広島・長崎への原爆投下から79年目の夏を迎え、原爆の実相を伝える絵や、パネル写真などを展示した「2024原爆展」(原水爆禁止東広島市協議会主催)が東広島市内各所で開かれている。入場無料。
7月19~21日は黒瀬生涯学習センターで開催。原爆の悲惨さを伝える写真や絵のほか、1945年の呉空襲の戦争遺品、赤紙といわれた臨時召集令状、被爆者から寄贈された原爆瓦の実物などを展示。
平和を願って制作された高校生や市民の美術作品もあり、昨年の県美展(彫塑系)奨励賞のモニュメント『和環』を展示した井上義広さんは、「今起こっている戦争が一日も早く終結するように、和が環(めぐ)るようにと願いを込めて制作した」と話していた。20日には、被爆者竹本英雄さんとの平和に関するフリートーキングも開かれた。
今後、東広島市役所(8月19~23日)、高屋町のイオン高屋ショッピングセンター内くれしんギャラリー(8月27~29日)で開かれる。(𦚰)
プレスネット編集部