南足柄市 運動公園トリム広場一新 3月23日から一般利用へ
南足柄市は2月12日、昨年4月からリニューアル工事が進められている南足柄市運動公園内にあるトリム広場(怒田1734)の一般利用を3月23日から開始すると発表した。
野球場、テニスコート、お花見広場などがある運動公園内にあるトリム広場の面積は約1万平方メートル。1995年に一般利用が開始されている。オープン以来30年近くが経過し、遊具の老朽化などが課題となってた。
今回のリニューアルは、子どもから高齢者、障害のある人など、誰もが楽しく健康的に遊べる「外遊びの場」になったことが特徴で、総工費は約3億円。広場は6つのエリアに分けて整備。そのうち、2つエリアを「インクルーシブエリア」として、背もたれつきのブランコや回転遊具、滑り台、車椅子に乗ったまま砂遊びができる遊具などがある。
さらに、各エリアをつなぐ園路はスロープ化され、車いすやベビーカーでの移動がしやすいように設計。広場内に、新たに30台分の駐車場と入口付近に身体障害者等用駐車場を3台分増設し、トイレも洋式化した。
遊具の設置費用の一部にクラウドファンディング型ふるさと納税が活用され、150人から約776円の支援が寄せられている。市文化スポーツ課の担当者は「インクルーシブ遊具をはじめ、多彩な遊具を設置しました。長く多くの人に親しまれる広場になってほしい」と話した。