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八王子市×都立大 「そめる」が都知事賞 東京屋外広告コンクール

タウンニュース

市街地に掲出されたフラッグ(撮影:ナカサ&パートナーズ)

市が都立大と連携し2022年から23年にかけて実施した「そめる」プロジェクトが3月17日、第14回東京屋外広告コンクールの第2部門「街並み(商店街や通り)を構成する屋外広告」で東京都知事賞を受賞した。

同コンクールは、東京の美しい景観を創出する優れたデザインの作品を表彰するもので、景観形成に重要な役割を担う事業として1998年から東京屋外広告協会が隔年で開催している。

「そめる」プロジェクトは、2022年に八王子市の中心市街地に「桑都テラス」と「東京たま未来メッセ」がオープンしたことを機に、来街者へのおもてなしと回遊性の向上を目的に実施したもの。22年9月から1年間、東西の新たな施設を結ぶ道路上に歓迎フラッグや案内サインを設置して街を彩った。

学生がデザイン

フラッグなどのデザインは、市が同大学ヴィジュアル・コミュニケーション・デザインスタジオに依頼し官学連携で制作。プロジェクト名には八王子の伝統文化である「染め物」と、まちの発展に向けた新たなスタートを意味する「初める」という二つの意味が込められている。

当時学生たちを指導した菊竹雪さん(東京都立大学名誉教授/グラフィックデザイナー)は「八王子の『八』をテーマに、藍と白の2色を基調とし、染めのにじみを表現することをフラッグデザインの方向性として定めた。そこから学生たちが学年の垣根を越え、自主的に意見を出し合いながらデザインを決定していった」と振り返り、「計画にとどまらずデザインしたものが実際に掲出されたことは、学生にとってかけがえのない貴重な財産になったと思う」と手応えを語った。

担当の市まちなみ景観課は今回の受賞を「学生たちと菊竹先生の熱意あってこその成果」と述べ、掲出に協力した商店街などの関係者にも感謝の意を表した。「八王子の伝統や文化、地域資源を再発見し、新たな景観を創出できたと感じている。プロジェクトの成果を、今後のまちづくりにおいても活かしていきたい」と話している。

表彰式の様子(市提供)

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