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「清き一票をお願いします」 玉縄中で模擬市長選

タウンニュース

演説する立候補者たち=6日・玉縄中

玉縄中学校で3月6日、卒業を目前に控えた3年生による模擬市長選挙が実施された。模擬市長選は、鎌倉市立小中学校とNPO、ベンチャー企業などが協働し、プロジェクト型学習やICTを活用した学びを実践する「スクールコラボファンド」の一環として企画。予選を勝ち抜いた生徒9人が、首長の椅子を巡って演説を展開した。

玉縄中3年生は、スクールコラボファンド授業の一環として、身近な社会問題を探求し、その課題解決に向けた取り組みを学習してきた。

模擬市長選は、1年間の集大成として実施。生徒たちは、これまでに外部講師による授業を通して社会問題の知識や発表の手法を身に付け、アクションを起こすきっかけを学ぶ。その後、フードロスやLGBTQ+、環境問題、いじめ問題、オーバーツーリズム対策など、自身の興味や関心に近い生徒同士で政党を組み、現地研究や統計調査をしながら課題解決策を模索してきた。

調査に基づいた公約

模擬市長選に向けては、政党内で立候補者を決める予選会を実施。6日の本番は、予選を勝ち抜いた9人が演説し、事前に用意したスライドを用いながらジェスチャーやアドリブを交えて公約を説明し、支持を呼びかけた。

投票により、最高賞にあたる市長賞に選ばれたのは齊藤匠吾さん。鎌倉市内の人口減少を抑制するため、転入者に対して家族構成別に引っ越し費用を約半分補助する政策を提案。また市内観光地の渋滞問題にも着眼し、公共交通機関に乗車できる700円のフリーパスを導入するなど、調査結果に基づいた具体的な数字を示して、公約の重要性を訴えた。齊藤さんは、「1年かけて調べあげたことで、鎌倉市内の社会問題を深く知ることができたのが良かった」と話した。

模擬市長選には、アドバイザーとして松尾崇市長が出席。松尾市長は、「自分だったらこうするかなあと、ついつい対抗意識が芽生えてしまう」と話し、生徒たちの学習成果を労った。

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