811系未更新車でリバイバル急行「ひのくに」の旅 JR九州が9月に日帰りツアー
JR九州が9月、「リバイバル急行『ひのくに』の旅」と銘打ち、かつての急行列車をイメージした日帰りツアーを実施します。
使用する車両は臨時急行列車「ひのくに」としても運行した実績のある811系。本形式は1989年にデビューした近郊型交流電車で、現在はリニューアル改造によるロングシート化が進んでいますが、今回のツアーでは転換クロスシートを備えた「未更新車」を使用するということです。
ツアーの出発日は2024年9月15日(日)で、小倉~八代間(鹿児島本線経由)と八代~博多間の2本設定。
前者は小倉駅を8:56に出発し、博多駅・鳥栖駅・熊本駅を経由して14:45に八代駅へ到着。後者は八代駅15:45発、熊本駅・久留米駅を経由して博多駅へ19:09に到着するという行程です。
旅行代金は小倉~八代間が13800円、八代~博多間が10800円で、いずれも大人・こども同額。2024年8月9日(金)9:30からインターネット予約の「STORES 予約サイト」で販売します。
ツアーのポイントとして、下り方(八代方面)にオリジナルヘッドマークを装着するほか、ツアー参加者にはJR九州オリジナルグッズの販売(事前申し込み制)を実施、さらに硬券タイプの記念乗車証を進呈します。
急行「ひのくに」は国鉄時代の1961年に大阪~熊本間の寝台急行列車として登場、1968年のダイヤ改正(ヨン・サン・トオ)で特急「明星」へ格上げ。1980年ごろに九州内の臨時列車として復活し、715系などさまざまな列車で運行されました。
JR九州管内では2004年に定期急行列車の運行が終了しており、今年でちょうど20年となります。同社は本ツアーについて「在りし日の急行列車の思い出をお楽しみください」としています。
(画像:JR九州)